ニートの就職体験談

ハローワークのプログラミング職業訓練に通い、28歳無職からプログラマーとして正社員就職できるまでの軌跡

投稿日:2019年9月25日 更新日:

新卒就職に失敗した私は大学卒業後、フリーターとしてアルバイトをはじめた。

それは夜勤の棚卸し作業や商品陳列です。

作業内容は単純で簡単なものだが、夜勤に慣れることができず体調不良がつづく。その後2年半続けたあとアルバイトをやめる。

しばらくして就職活動を続けるがうまくいかず、日雇いアルバイトで生計をたてようとするが、それも少し立つとやめて完全な無職になる。

ここでは無職生活からプログラミングの職業訓練に通い、最終的にプログラマーとして正社員に就職できるまでを書いていこうと思う。

目次

無気力な日々、不安で行動を起こせなかった無職生活

無気力な日々をおくる。貯金がへること焦り、働かないことに罪悪感を覚えた。

それを忘れようとしてかゲームやアニメ、漫画、小説、映画、様々なもので時間を埋めようとした。やるべきことがある日常では考えられない無駄なことくだらないことに時間を費やし、芸能ニュース・ネットニュース・個人のブログ・レポートなどを読み漁った。

あるいは一日中なにもせず寝て過ごしたこともあった。時間の感覚が狂い、目覚めた時間が早朝か昼前か夕方かわからなくなる。

しかし生活自体はつらいものではない。楽しくはないが楽ではある。

しかし無職の日々を過ごすごとに、肉体的に能力はさがっていき頭は冴えなくなり精神的に行動力をうしなっていく。

2年も立つとあらゆることが億劫になっていた。その間まったく行動しなかったわけではない。無料で支援をしている団体のもとにいくつか相談には向かった。

とかく相手が言うには現状は厳しく、今後一緒にがんばっていきましょうということだった。

しかし相談にいったこと自体で満足して行動を起こさずにいると、相手側からの直接的な行動をうながすような連絡がなかったこともありそのまま忘れていった。

他にも就活サイトは情報サイトはいくつか見て回った。しかし街歩く人も口を開けば「仕事がつらい・今日も残業・ブラック企業」だと仕事への不満をかかえている時代、求職情報を信じることもできない。

見れば見るほど不安はつのり仕事を探す気がなくなる。気まぐれに応募をしてみても面接でうまく話すこともできず落ちる。

ハローワークの職業訓練でプログラミングを学ぶ

ネットを利用しての就職に触れることは減っていた。そしてある時なぜか後回しにしていたハローワークに行くことにした。

そこで職業訓練をうけることにした。プログラミングのコースである。そこでゼロからプログラミングを学んだ。半年もの長い期間ある講義であった。

授業で技術を学ぶだけでなく、就職の支援体制も整っていた。定期的に社員を募集する会社が説明会のために職業訓練校にやってきたり、就活を円滑に的確に進めるための心構えや技術、ちょっとしたテクニックなどを教える授業が行われた。

そこで同じくゼロからプログラミングを学ぶ人たちに出会って情報共有をしたり、切磋琢磨することでモチベーションをもらったりした。

途中で就職してぬけていく生徒もたびたびあらわれた。結局重要なのは技術ではなく、学ぶ姿勢と就活に望むありかたなのだと感じた。

私は無事、職業訓練を終えることになる。それまで大した就職活動は行っていなかったが、用意された就職に対する直接的な支援によってどうするべきかはわかりつつあった。

 

IT系の求人サービスで就職活動を再開し、みごと正社員就職に成功!

私はIT系のしごとを中心に紹介するサービスへ登録をして再び就職活動をはじめることにした。そして基本的な受け答え、履歴書・職務経歴書のなどの添削を受け、拙かった部分を改善していった。

プログラミングの技術は個人で必要として身につけるものでは、業務として行うプラグラミングに足りないものが多いということは学んでいたので、新しい勉強まではせず趣味で復習する程度におさめた。

その後何十社も落ちることになったが、なんとかプログラマーとして正社員就職に成功した。学んだものを活かすというよりは、職業訓練であがったモチベーションによる情熱をかって頂いたようだ。

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