ニートの就職体験談

ちょっとした成功体験が大事。25歳職歴なしニートが出版関係のバイトを始め、30代で安定するまでの体験談

投稿日:2017年6月7日 更新日:

私の元々の性格は明るく、クラスカーストなども高いタイプでした。

ことのきっかけは不登校で、中学校に入る際に引越しがあり、実質的な転校で不登校となってしまいました。

閉じこもっていた期間は短く、私塾などを使い高校を受験、単位制の高校では上手く友達もできました。

しかし、不登校系の子の他、ヤンキー系の子もいて、卒業したときはもう22歳でした。

その後、通信制大学に入りました。(メンタル面では通学生にも行けると思いましたが、不登校により学力的に受験が難しかった)

その通信制大学は、卒業についてきわめて難関で、いつしか「卒業が全く見えないが、勉強していればいいだろう」と、中学での閉じこもり期間のような、無気力な感じに戻っていったのです。

失敗してはいけないという焦り

学校という空間には、適応できるようになっていました。

中学の特定のクラスが問題だっただけなのです。

でも、「何か失敗するのではないか」という不安が出やすく、「バイトの面接に仮に受かっても、やめてしまうのではないか」と考え、二の足ばかり踏んでいました。

とにかく「失敗してはいけない」のような強迫観念が常にありました。

世間で「ニート」という言葉が現れる

私の場合、もとは「登校拒否」という言葉があてがわれました。

1980年代終わりでしたからね。

それが「不登校」に変わったのはやや良かったのです。

しかし、当時なかった「ニート」という言葉の響きが非常に悪いと感じていました。

不登校から10年以上経つのに、またそんな言葉を浴びなければならないのか?と悲しくなったのです。

「仕事なんてしなくていい」とか真剣に考える人に投げるならともかく、学校や仕事に行きたいのに行けない人にとっては、厳しい言葉でした。

仕事なら、何でもいいとは思えなかった

よく、「とにかく何でもいいからアルバイトをしてみたら?」などと両親に言われました。

ですが、20代前半の自分にとっては「やはり勉強を続けて、本来の自分(不登校にならなかった自分)」がやっていただろう仕事に就きたいという思いが強かったですね。

でも現実としては、卒業のあてもなく通信制大学で勉強をしているだけでした。

もっとも、スクーリングなどは非常に楽しく、学問が自分に向いている面も感じてはいました。

ネット求人サイトなどで仕事を探し始める

まだ、ブロードバンドが普及したかどうか?ぐらいの時代でしたが、ネットの就職サイトなどで、仕事をとりあえず探すことをしてみました。

すると、できそうなもの、将来に繋がりそうなものも、大分あると感じました。

でも「失敗してしまうのじゃないか」という気持ちが大きく、なかなか応募には踏み切れませんでした。

思い切ってデータ入力の仕事に応募したら採用された

もう25でしたし、まあ、25ぐらいで大学を出て就職という人もいますが、自分としては「高校を出て以来、ほとんど何もしていない」という気持ちが強かったですね。

だからとても勇気が必要でしたが、ある出版系の会社の、PCデータ入力みたいなものに応募してみました。

すると、面接でもそれほど嫌なことを聞かれたりせず、合格しました。

1ヶ月で退職するも成功体験は残る

そのせっかく受かった会社ですが、やはり「失敗してしまうんじゃないか」という気分が高まり、何ら嫌なことがないのに辞めてしまいました。

1ヶ月持たなかったですね。

でも、一度でもこういった成功体験(やめたにしても受けられた)を作ったのは大きい、と感じました。

雑誌のライター仕事が舞い込み、自信に繋がる

そんな時、全くの偶然ですが、雑誌に記事を書いてみないか?という誘いがありました。

スポーツ系の趣味のことでウェブサイトをやっており、その趣味の経験のほか、文章や思考能力などを評価してくれたようなのです。

これは単発で終わりましたが、とても自信がつきました。

さらに、オークションに挑戦し自信をつけた

バイトをしたり辞めたりを繰り返しながらも、ネットオークションで出品していました。

20代後半ぐらいですね。

すると、きちっとしたサラリーマンのように感じる人でも、ずいぶん雑な落札者がいることに気づきました。

また、銀行振込のことがわからないとか、大人でもずいぶん「ダメ」感がある人がいる、と思ったんです。

それと比べると私は非常に丁寧に、礼儀正しくオークションをやっていると自覚しました。

ものを送ったり、お金を受け取ったりすること全般の知識も十分あることに気づいたのです。

また、オークションは、出品して何か失敗したら全て自分の責任です。

これも当時の自分には自信になりましたね。

医療機関でカウンセリングを受けてみた

カウンセリングは不登校時代にも受けて良いと思っていたので、20代後半でまた受けてみました。

医療機関(不眠もあったので)を通したものです。

すると、色々と心境が変わりました。

あまり細かくは言えませんが、何か少しでも生活を変えていこう、と思えてきました。

最大の問題である「失敗しそうな気がして、仕事ができない」は一旦置いておき、他のことをなにか動かせないか、と。

通信制大学を変更した

なかなか卒業ができないまま、籍だけは置き続けていた通信制大学。

「やめる」ということが不登校を思わせ、意地になっていた部分もあったと気づきました。

この学校を思い切って辞め、別のもう少し簡単な大学に変更しました。

すると、ここはスムーズに最低年数で卒業できたのです。

これも自信となっていきました。

色々と失敗しつつも30代で出版関係の仕事が安定してくる

バイトを辞めたり、また始めたりは30代になってもありました。

ですが、この頃から出版関係の仕事が多くなってきて、30代の途中でだいたい安定してきました。

また一人での書き物は大変ですから、「これに比べれば外でやる仕事なんて簡単だ」とも思えるようになってきました。

ニートや職歴なし状態は「つらい」と思いますが、「その状況に耐えられたのだから、仕事もできる」のような発想もおすすめですね。

「成功体験を重ね、外を埋めていく」

職歴がないで年齢を重ねていくと、「働かなくては」「働かなくては」と考えては「やっぱり働けない」とグルグル考えがちですよね。

余裕があればですが、その「本体になっている(と思われる)問題」から少し目をそらし、スポーツや趣味、芸術、勉強、資格取得、友達作り、恋愛、あるいはボランティアなど、いろいろなことで「成功体験」を積み重ねていくのが、経験上おすすめです。

私の場合、最初に就職できたことよりも、いろいろな成功経験を積んでいたことが、安定した状態を招いたと感じています。

またしっかりしたところであればカウンセリングもおすすめですね。

また、「もし資産があれば働かなくたって良いんだ」などと考えるのも悪くないです。

私の両親はそれを良く言ってくれていました。

同じ問題で悩む人、似た問題で悩む人は多いので、是非諦めずゆっくりいろいろとトライしてみてください。

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