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大学進学率が50%を超える現在、大卒のニートも珍しい事ではありません。
理由は人それぞれですが、大学在学中から引きこもりがちであった方や、就職活動に失敗してずるずるとニートになってしまった方が多いようです。
大卒ニートのほとんどがニートから抜け出したいと考えていると思います。
しかし、中にはどうやって就職すればよいのか、よくわからない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、大卒ニートが就職するためには何を始めるべきなのか、ご紹介します。
大卒ニートを取り巻く状況
ニートが社会復帰するのは非常に大変なのですが、その中でも大卒ニートは比較的就職しやすい状況にあります。
大卒という学歴は、高すぎず低すぎずのちょうどよい学歴です。
院卒であれば、高すぎる学歴と年令で敬遠されがちですし、中卒、高卒では学力が足りず、ポテンシャルを低く見られがちです。
大卒ニートにはそういったアドバンテージがありますので、抜け出せる人はすぐに抜け出してしまいます。
一方で、社会から離れていた期間が長いニートだと、せっかくのアドバンテージも無くなってしまいます。
特に引きこもりだと、思った以上に体力が落ちていて、すぐに社会復帰できるほどの体力はありません。
体力を戻すための時間も必要になりますので、本格的な就職活動をするまでにも時間がかかり、結果としてアドバンテージを使えなくなることもあります。
ニートをしていても、体力には気を付けた方がよいでしょう。
以下では、大卒ニートが就職をするのに何をすべきか、その方法を3つご紹介します。
ストレートに就職を目指す
一つ目の方法は、真っ当に就職を目指す方法です。
そのためには、「既卒」「第二新卒」の違いを理解しておきます。
既卒とは、大学卒業後、一度も正社員として就職をしたことがない人です。
第二新卒とは、正社員になったことはあるものの短期間で辞めた、かつ大学卒業から3年以内である人です。
第二新卒はある程度ビジネス上のマナーやスキルが身に付いていると見なされますので、既卒よりも全般的に有利です。
自分が既卒なのか、第二新卒なのか把握しましょう。
求人には、第二新卒向けのものがあります。
自分が第二新卒ならば、その求人を積極的に狙うべきですし、既卒なら受けるだけ無駄なので避けましょう。
他の求職活動については、既卒も第二新卒も変わりありません。
とにかく目星を付けた求人に片っ端から応募しましょう。
公務員を目指す
2つ目の方法は、民間企業での就職を諦めて、公務員を目指す方法です。
公務員は国家公務員と地方公務員に分かれますが、どちらにせよ、ペーパーテストと面接を受ける必要があります。
試験範囲は非常に広く、必要な勉強期間は半年から1年、状況によってはそれ以上かかりますので、準備が非常に大切になります。
しかし、大卒であれば、大学受験を経験している人がほとんどですので、その延長線上、と言ってもよいので、比較的楽にこなせるでしょう。
問題は面接です。
近年、ペーパーテストより面接の比重を高める傾向にあります。
大卒ニートは、空白期間やニートとなった理由は必ず聞かれますので、ちゃんと答えられるようにしましょう。
ネックとなるのは年齢です。
地方によって上限年齢は違いますが、おおよそ30歳が上限となっています。
試験への準備期間を踏まえつつ、受験すべきかどうか決めましょう。
手に職を付けるため専門学校へ通う
3つ目の方法は、専門的な技術を身に付けるために専門学校に入る方法です。
職に直結した専門的な技術を学べば、ニートから正社員を目指すよりも就職できる確率は断然高くなります。
具体的にどのような職業について学べるのかというと、看護師や臨床検査技師、理学療法士といった医療系や、電気工事士や自動車整備士といった工業系など、多種多様です。
ちゃんと授業に出てしっかりと学び試験に合格すれば就職に困ることはもうありません。
しかしながら、2年から3年の長い期間がかかる、専門学校に通うためのお金が必要になるといったデメリットがあります。
自分の貯金額や親からの金銭的支援などを考慮して、専門学校に行くべきか決めましょう。
ニートは専門学校に行けば就職が有利になる?資格の種類と自分に合った学校の探し方
まとめ
大卒ニートを取り巻く状況と、大卒ニートが就職するには何をすべきかについての3つの方法をご紹介しました。
どの方法が自分に合っているのかをよく吟味して、できるだけ早く動き出しましょう。
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