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私は大学生活6年目で大病を患ってしまい、そこから退学という選択をしました。
当時26歳の男性です。
最終的には介護施設に入社することが出来ました。
ここでは、入社が決まるまでに何度も面接を落とされてしまった話や、具体的な職歴無しの年月について話したいと思います。
また、介護施設での働き方というのにも触れてみたいと思います。
病気のため6年通った大学を辞めて残ったのは、無職・無資格・大学中退という経歴
私は大学に6年間在籍していました。
しかし実際に通ったのは4年間で、その後はほぼ通院生活でした。
大学在籍の身でそのまま学費を浪費して通院生活…、非常に心苦しい日々が続きましたが、大学へ通えなくなり3年目で退学を決意したのが24歳です。
その後通院やら鬱状態の様な状況が続き…26歳になり、いよいよ働き口を見つけるのも大変な状態になってしまいました。
大学へ通っていたのであればいくつか資格があって然るべき、そう考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、私が志していたのは医療系の大学でしたので、卒業しなければ意味が無い大学です。
したがって無職、無資格の身で働ける健康状態になった所でハローワークへ通いました。
担当の方が履歴書を見てくれたり、面接の練習をしてくれたりするのですが、実際大学へ通っていた月日は学歴に残りません。
そもそも大病で退学した等といった事を履歴書に書いたり話したりすれば採用されづらくなるのは当たり前です。
一身上の都合と書くことにはなりますが、身体が弱いと判断されてしまえば就職しづらい。
かといって空白期間を6年間も取るのは問題にしかならない…上手く行かない就職活動に落ち込む日々が続きました。
まずは勤務経歴を持ちたい。中途採用枠での就職活動
とりあえず雇って貰って少しでも勤務期間をつけておきたい、そう考えました。
一度も働いたことがない身で無資格というのは非常に就職には不利です。
大学の新卒扱いにはならず、中途採用枠での働き口探しとなりました。
ハローワークの方にも色々な話や都合をつけて貰ったりと面倒を見てもらいましたが、全然うまくいきませんでした。
当時の私はもう働くことが出来ないんじゃないだろうか、そう考えていたほどで正社員での雇用を諦めようと思っていました。
何も生み出さない日々というのは本当に辛いものです。
誰からも必要とされない苦痛な日々が続きましたが、ある時、転機がありました。
これをきっかけに、自分の考え方次第で、少し事態が良くなる事もあるんじゃないかと考えられるようになったのです。
手塚治虫先生の「ブッダ」を読んで気づいた大事なこと
私が出会った転機は、漫画でした。
手塚治虫先生のブッダという漫画の中で空白期間を後ろめたい過去としないで向き合った方が良いという事に気付きました。
沢山話がある中でどの話だったかは覚えてないのですが、面接において私は空白期間に対しての説明で常に下を向いて話していた気がします。
もしかしたら、この態度が良くなかったのではないかと考えて、少しでも前向きに捉えることが出来る様に、またどこの職場においても自分が入って少しでも役に立ちたいという意思を見せていこうと考えました。
自分は病気をした、その後2年程何もする気が起きなかった、これは今の自分を作る為には必要な期間だった。
それを理解してもらう為に面接でもアピールしてみようと考えました。
そう思った頃に介護施設の面接が丁度重なり、一発で採用を頂くことになりました。
面接では、「自分がベッドの上に寝ている期間が多かったので、その経験を入居者様になるべくさせないように介護していきたい」という点を伝えました。
少し前向きになるだけでも、人手不足な仕事場では雇用が生まれるんだと感じました。
介護職のやりがいは、誰かの役に立ちお金を生むことができているという感覚
私が勤務出来たのは特別養護老人ホームという場所で24時間体制で介護が発生する職場です。
入居されるのは何らかの事情で家での生活が難しい方がほとんどで、ご臨終されるまで介護させて頂くことも多い職場となっています。
排泄幇助やオムツ交換等は慣れるまで大変に感じる方も多いです。
しかし、誰かの役に立ちお金を頂いている感覚が本当に嬉しく、すぐに慣れる事が出来ました。
職についていない空白期間も、要は言いようなのかもしれないと感じています。
現在、ご自身の空白期間に対して後ろ向きな気持ちを持っている方は、視点を変えて前向きに捉えてみてください。
きっと面接官にもあなたの働きたいという意思は伝わるはずです。
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