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私は現在、30代の女性です。
当時、21歳高卒で職歴無しだった私が就いた職種は医療事務。
高校を卒業後、看護の道を歩もうと決意したのですが、親の反対もあり進学できずにいました。
学校の先生は「看護がだめなら医療事務があるよ」と教えてくれ、在学中からいくつかの面接を受けました。
しかし、就職難もあり見事にどれも不採用。
そのまま卒業を迎えました。
4月から学校にもいかず、バイトも辞めてすごく中途半端な生活を送ることに。
自宅から近い会社に勤めなさいという親の意見もありましたが、親のレールに敷かれた環境が嫌で反抗期もかさなり、職にはつきませんでした。
働くことも嫌でしたので家に引きこもっていました。
しびれを切らした親が一言「資格のひとつやふたつとって働いたらどうなの?」と。
確かに、当時の私は資格といえば自動車免許くらいしか持っておらず、将来の為になるような資格は取得しておかなきゃな、と感じていました。
まず医療関係の職種に就くためには資格が必要だと直感で感じた私。
すぐに、資格を取得できる学校に申し込みました。
「医療事務の資格を取得して医療事務として働く。」
それがいつしか夢に変わっていたのです。
医療事務の資格を取るために週2ペースで学校へ
通信教育もありましたが、通学にしないと勉強をしなくなると感じたため、週に2回のペースで学校に通いました。
毎日授業があるわけでは無かったので、学校以外の日は基本的に就活をすることもなく、家にいました。
約3ヶ月かけて授業が終わり、試験があります。
さすがにこの時は必死になって勉強をしました。
学校に通っている間は新しい友達もでき、楽しかったです。
試験は学科、実技とあり合格率は60%と言われていました。
試験の結果、なんとか資格は取得することができ、ひと安心しました。
実際に資格を取得できると自分に自信がつきます。
もし自信がない方は、資格取得からチャレンジするのがおすすめです。
ハローワークを通さず病院に電話をかけ続けた
最初は、ハローワークを通さず、自分で働きたいと思う職場に直接電話をかけて
「事務員は募集していませんか?」
と聞いていました。
医療関係は年齢関係なく経験が重視される世界。
返事はどこも「即戦力になれる人材を探しているので未経験者は…ちょっと…」と言ったもの。
やはり自分一人では限界があると感じ、はじめてハローワークに行きました。
昔は今と違って職員さんも愛想が悪かったのを覚えています。
役所といった感じの対応でした。
若者向けハローワーク「若者しごと館」
若年層を対象とした「若者しごと館」と言うハローワークにも行きました。
若い人の就職を支援してくれるハローワークで、一般のハローワークよりも通いやすかったです。
どちらも同じハローワークですが、一般の方とは違って「いかにも仕事を探しています!」感がないので気軽に入れますし、気楽に職業相談できました。
さらに、きちんと隣の人との会話が聞こえないように配慮などもしてあり、当時の私にとって感動した場所でもあります。
21歳高卒職歴なし。書類選考がやっと通った4社目で採用!
医療事務は何社か履歴書を送りましたが、書類選考で不採用が続きました。
そして4社目、書類選考が唯一通過した職場から面接の連絡が来ました。
当日、面接の会場までは電車で行くことにしました。
行きの電車の中で私は座っていたのですが、とある駅でおばあさんが乗車してきました。
車内は満員です。
だれも席を譲ろうとしません。
そこで、私はおばあさんに席を譲りました。
最初はおばあさんも遠慮していましたが、最後は「ありがとう」と席に座りました。
そのまま私は面接に行き、後日、見事採用され内定が決まりました。
まとめ
そこから内定を頂いた病院に13年勤務しました。
よく、あの時電車で席を譲ったごほうびなんじゃないの?と言われます。
だれでも働きたくないものだと思います。
ですが、働くことにより、人に親切にできたり、コミュニケーションが増えたり、その結果採用と良いことが起きたり…生きる上で大切なことを学べると思うのです。
嫌なことを始めるのですから、せめて好きなことを職にしたらどうでしょうか?
私はそれで13年医療事務をしています。
資格を取得し経験を積んだことで転職にも強くなったと思います。
人間、一人では生きていけず、誰かに支えられて生きていくものです。
ニートから卒業して挫折したとしても、あとで、あのとき行動しておいて良かったなと思える日が来ます。
諦めないで前に進みましょう。
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