ニートの就職体験談

4年間のパラサイトシングル状態。25歳無職女ニートが倉庫業の正社員に採用されるまで

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私(女)が25歳で倉庫業の正社員になれたお話をします。

この記事がご参考になれば幸いです。

目次

高卒で地元の製造業に就職するも、仕事の大変さ・理不尽さを思い知る

 

高校を出てすぐに就職する道を選んだ私は、右も左も分からず自分の仕事への適性が何なのかということも知りませんでした。

初めて就職をしたのは製造業で、私が住む地域では名前が知られているような会社でした。そのときは周りから「いい会社に入れてよかったね」「一生安泰だね」など言われて、少し嬉しかった記憶があります。

周りに自慢ができるのですから当然ですね。

しかし、就職をして3か月後、仕事の大変さを思い知ることになりました。

ある日、いつものように作業をしていたら周りが騒がしくなり、近くにいたパートさんに何があったか聞くと、誰かが作業を間違えたから今日は残業になると言うのです。

自分のミスでそうなったとはその時は知らなかったので、他人事としか思っていなかったのですが、後からたっぷりと怒られて、そこで初めて仕事が嫌になりました。

ミスは仕方がありませんし、怒られるのもよくあることなので気にしてはいませんでしたが、ミスの原因は私には無かったのです。

そもそもミスになってしまったのは、指導してくれた方が手順通りではなく、自己流で作業をしていて、それを教えてくれたことにありました。

そのようなこととは知らなかったので、怒られても納得できず、反省もそこまでできませんでした。

その後も何回もそのようなことがあって、作業を聞いたら他の人に怒られないかびくびくするようになり、自分の殻に閉じこもっていくようになりました。

「誰にも会いたくない」状態になり、21歳で退職し無職へ

石の上にも三年という言葉があるように、とにかく三年仕事を続けてみて上に行かれるようならまた続けてみようと思っていました。

しかし、精神的に追い詰められていた私は会社に行くのが嫌になり、土日は家に引きこもって誰にも会いたくないという精神状態にまで落ちてしまっていました。

このままでは仕事を辞めても、生きていくことに希望が無くなったら終わりだと思い、一大決心をして会社を退職することにしました。

周りからはもったいないとかそんな会社二度と入れないよとか言われて、引き止められましたが、自分の人生は自分で決めるものだと思ったので一歩踏み出せました。

4年間の無職生活の後、求人サイトで未経験OKの求人を見つける

その後はやりたいことも見つからず、ほとんどパラサイトシングルになっていました。

自分の仕事の適性が何かとか将来どんな大人になっていたいかとか明確なビジョンが無かったので、アルバイトをしても続かず、ほとんど家にいるような生活でした。

しかしある時、このままではまずいと思い、インディードを見ていたら、ある求人を見つけました。

そこには、アットホームな職場で未経験者でもしっかりと指導しますと書いてありました。

家からすぐの場所にあったので、その会社を外から見たことはあったのですが、実際どのような仕事をしているのかは知りませんでした。

早速電話をかけて面接の日取りを決めてもらいました。

面接の日は職場見学もさせてもらい、仕事の内容だけでなく、人間関係などについても詳しく話をしてもらえました。

人間不信になりかけていた私は、こんなに働きやすい環境の職場があるのかと驚きました。

悩んだ時間は無駄じゃなかった。25歳無職がついに倉庫業の正社員に就職!

その後はとんとん拍子で話が決まっていき、すぐにでも来てほしいという電話を会社からもらって無事に就職することができました。

その時はまだ仕事の適性などを知らなかったのですが、働き始めてから自分はどんな仕事内容に興味があって、どんな作業が苦手なのかを知っていきました。

無職の間何度も適職診断をやっては、こんな仕事自分にはできないと落ち込んでいましたが、実際に似たような作業をするとあながち間違ってはいなかったかもと思いました。

ミスをして怒られることもありますが、以前のように他の人からしっかりと教えてもらえなかったのが原因だとしても、変に落ち込まず、自分の解釈で呑み込めるようになりました。

それは、自分が進んで作業をするようになったからです。

教えてもらう時もただ聞いているのではなく、自分から質問をするように心掛けています。

無職の間は将来が不安で生きている心地がしませんでしたが、今では充実感があります。色々悩んでみてよかったなと思いました。

まとめ

人は誰でもミスをしますが、それをどのように受け止めるかで人生は変わります。

失敗したとしても、それを経験だと思えれば人として成長できるのだと体験をして思いました。

これからも前向きに仕事と向き合っていきたいと思っています。

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