ニートの就職体験談

25歳職歴無しの引きこもり女が工場のパートとして就職するまで

投稿日:2017年5月20日 更新日:

私は、25歳の女です。

この度、工場でのパートとして社会復帰する事ができました。

私は昔から引きこもりで、社会経験も根性もなく、おまけに人間関係にすぐ疲れてしまうという、成人としては酷すぎるタイプの人間です。

しかし、そんな私でも自分の力でなんとか立ち上がる事ができました。そんな私の経験を書こうと思います。

目次

学生時代から引きこもり、ニートになってしまった自分

私は中学生の時から不登校でした。

次に入った高校でもあまりしっかりと通えず、10代のうちから引きこもりとして、暗い時期を過ごしていました。

それから卒業し成人してもずっと働く事ができず、一人家で自己嫌悪に陥るという無駄な日々を送っていました。

中学から不登校の自分には、働く事ができるなどとは微塵も思えなかったんです。

完全なニート生活は実は楽なものでもない

ニートは家からも出ず働かず、好きにお金が使えて好きな物を食べれて贅沢できる、精神的ストレスもない、などと思われているかもしれません。

実際は案外そうでもないのです。

まず毎日常にやる事がないと嫌な事しか考えられなくなります。

毎日毎日自己嫌悪の嵐で、ストレスが溜まると暴飲暴食に走ることもありましたし、夜だって寝たくても眠れなかったりします。

結果、昼夜逆転になって自律神経もおかしくなりました。

別に好きにパソコンやゲームをしているわけでもないのに、です。

とりあえずハローワークなどに通ってみたこともありました。

しかし、こんな自分がまた働けるとも到底思えなく、怖気づいて何もしないで帰ってしまう、という事を繰り返していました。

再び動き出す力をくれた彼氏の存在

そんな精神的に楽しくも無い自堕落なニート生活を4年程続けた頃、なんと奇跡的に恋人ができました。

相手はこんなダメダメな状態の自分をも受け入れてくれて、甘やかしすぎず厳しすぎない助言と応援をくれました。

恋愛なんか一生する事もないと思っていた私には衝撃的な出来事でした。

そこで「こんな状態の自分を見守ってくれている家族、そして新たに応援してくれる人が私にはいる。とりあえずもう一回やってみよう」と思えるようになりました。

まずは生活の改善からと決意しました。

具体的には、眠れなくても朝はとりあえず起きて、朝食を食べる。

精神的に辛くとも、家にいる限りは家事も積極的に行う。

昼間に外を散歩し、なるべく動く。

など、なるべく自室に引きこもらないように努めました。

結果、昼夜逆転は治まりなんとか普通の生活に戻る事ができました。

ニート脱出のきっかけは新聞にはさんであった求人広告

ニートにしては健康的な生活を送れるようになった頃、ハローワークにも積極的に通うようになりました。

一週間に一度は必ず通い求人を見ていました。

ですが、働くキッカケになったのはハローワークではなく、家の新聞にはさんであった一枚の求人広告でした。

その求人広告を祖父が見つけ、私に「お前にはここがいいんじゃないか?」と渡してくれたのです。

その求人は工場でのお仕事で、ライン作業を主にするものでした。

祖父も私の事をずっと心配してくれ、良さそうな求人があるとよく私に教えてくれていたんです。

いつもなら怖気づいてしまう私ですが、その求人には何か惹かれるものがあり、すぐさまその工場に決めました。

25歳職歴なし女が、ついに工場のパートとして社会復帰

その工場には履歴書を送り、そのまま面接の電話をいただきました。

後日、面接をしていただき、その場で採用していただける事になりました。

自分が思っていたより、あまりにすんなりと事が進んだのでとても驚いています。

不安も沢山あって、面接当日なんて腹痛が酷かったのですが、今こうしてなんとか仕事を続けることができています。

半年が過ぎましたので、自己目標の三カ月を突破しました。

自分でも信じられませんが、親や恋人も本当に喜んでくれています。

まとめ

まったく勇気を出さないまま何事もうまくいくことはありません。

ですが、焦りすぎて空回りして自滅する必要もないと思います。

ほんの少しだけ、「やってやるぜ!」と強気で挑む日を作ってみてください。

まずいきなり仕事を見つけるのではなく、自分の生活習慣をちょっとずつ変えていくだけでかなり変わると私は思いました。

私のような学生時代から引きこもりのニートでもできたんです。

何も難しい事はしていません。

家族や恋人、友人にたまには頼り、職場を選り好みしすぎず自己嫌悪に陥りすぎる前にちょっとだけ勇気を出してみる、という事をしただけです。

私と同じような境遇の皆さんも、焦りすぎや無茶はいけませんがほんの少しだけ身近な事で勇気を出してみませんか?

きっと何かは変わるはずです。

どんなに小さな事でも。

 

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