ニートの就職体験談

25歳院卒が一年の無職の後、地元の測量会社に就職した話

投稿日:2019年1月10日 更新日:

 

大学院卒業時点で24歳だった男です。就職時点で25歳でした。

就職したのは近所の測量会社で、職種は公共補償の調査・積算の仕事です。

 地元の専門学校を卒業後、地方の大学院に進学し、とりわけ優秀な学生ではありませんでしたが、一応ブランク無しで大学院を修了したものの就職先が見つからず無職になりました。

その後、約一年間の無職期間を経て、ハローワークの紹介で正社員として採用された話をしたいと思います。

目次

大学院を修了するも無職に

 大学院に進学する前は地元の専門学校に通っていました。専門学校の最後の年にも就活をしたのですが、就職先が見つからず、先輩からの案内により地方の大学院への進学を決めました。

 大学院での勉強は非常に面白かったのですが、研究への適性の無さと、英語力の不足、共同研究プロジェクトの負担から、自分の研究と論文執筆は思うように進まず。

2年になって就職活動も始まり、二進も三進もいかない状態になりました。ついでに近隣トラブルも重なって、この時期は精神的に相当弱っていました。

 それでも、プロジェクトと論文をどうにか仕上げて、大学院は無事修了しました。

しかし、結局就職先は見つかりませんでした

博士に進むほどの能力も覚悟も無く、進路の決まらないまま、実家に戻ることになりました。

就活に真剣になれず、就職先も中々決まらずで半年が過ぎる

 就職先として、公務員民間企業の二つを検討していました。公務員の勉強をしながら、就職サイトで企業検索をするという形です。

ただ、試験勉強がある種の言い訳となってしまったのか、企業探しがおろそかになりがちで、夏が終わり公務員試験の不採用通知が届いた後も、民間企業からは一件の内定も貰えていないという状況でした。

 無職期間の前半は、大したことはしていなかったというのが正直なところです。

公務員試験の勉強はしていましたが、それ以外はほとんど家でぐうたらしながら、時々思い出したように就活サイトを巡回する程度の就活しかしていませんでした。

暇が腐るほどあったのだから、他の勉強をして何かしらスキルを身に付けるとか、もっと有効な時間の使い方はあったにもかかわらずです。

 そもそも、就活に対して真剣になれなかったことが、一番の問題なのです。要するに、別に働きたくなかったし、そもそもやりたいことが無かったのです。

やりたいこともわからないまま、専門学校時代の分野に関連する業界から、条件の良さそうな企業を探すというやり方で、実際は仕事への意欲などろくに無かった。

コミュニケーション力の不足から面接もうまく受け答えできず、結果落とされ続けていました。

ハローワークで就職先を見つける!

 秋も深まった頃、自力での企業探しに限界が来て、地元のハローワークに頼ることにしました。実はわたしはハローワークの求人を信用していなかったのですが、家からも検索できるし、企業との連絡をある程度まで仲介してくれるし、使ってみると中々便利なものです。

ただ、たしかに求人の質が高いとは思いませんでした。でも、学生時代の専門分野に絞ってみても、結構な求人数がありました。

 正社員求人を探しつつ、社会経験を積む意味で接客のアルバイトをすることにしました。ハローワークで紹介してもらったのは小売店舗のレジ打ちでした。客も少なく仕事も単純で、どれほど経験になったかは疑問でしたが、自分にとって初めてのアルバイトらしいアルバイトでした。

また、同時に医学関係の勉強会の縁からデータ入力のアルバイトの話も頂いていて、就活の進みは良くないにしても、引き籠りだけは避けられていたかなという状況でした。

でも、これらは良い思い出にも縁にもなりましたが、将来につながる活動とは違っただろうなと思います。あくまで家で無為に時間を過ごすのを防ぐための方法であったろうと、今では考えます。

 アルバイトに行きつつ、週に1、2度くらいハローワークに出掛ける日が続きました。求人数は多かったので、良さそうな何社かを選んで応募してみました。

 結果、不思議なことに応募した企業の全てから採用通知を頂くことになったのでした。一社は面接時にその場で採用いただき、他の会社も一回の面接で採用の連絡がありました。

当然わたしは喜んだのですが、こんなにあっさり行くのはおかしいという疑いもありました。案の定、膨大なみなし残業の説明を採用通知の時まで隠していたり、深夜に様子を見に行ってみると日付が変わるまで会社の明かりが消えなかったりといった、問題のある会社も含まれていました。

 結局、内定を貰った会社のうち、問題の無さそうな一社に勤めることにして、一年近い無職生活を終えました。

公共補償の調査・積算という仕事をする部署に配属されました。専門的で難しい仕事ですが、残業は少ないし家からも近いし、ゆるい体制の会社で居心地は悪くありませんでした。

まとめ

 やりたいことがない、実は働きたくないというのが、多くの人の正直な気持ちだと思います。皆それでもどこかに就職していくのです。

でも、わたしのような大した能力のない人間がいい加減に就活をしても、人生すんなりと行く訳は無かったのでした。

 やりたい仕事に就けたわけではないので偉そうには言えませんが、本当にやりたいことがあるなら、それに向けて努力するのが一番だと思います。

わたしのように、どこかに就職することしか目標がなく、それでいて就活に身が入らないという状況は厳しいものです。長引くほど意欲も薄れ、おかげでだらだらと一年も無職を続けることになりました。

 

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