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私は現在32歳の男です。
二年前の30歳の時、私は勤めていたコンビニエンスストアの建て替えの影響で無職となりました。
それから無職の期間を経て正社員になったので、その経緯をお話ししたいと思います。
30歳でパワハラを受けて勢いでコンビニバイトを辞める
当時、私は店に居た設立当初から居る人間から嫌われており、ほぼパワハラ同然の嫌がらせを受けていました。
建て替え後は給与を高くするから居てくれ、というオーナーの制止を振り切り、勢いで仕事を退職しました。
10年ほどコンビニ夜勤をだらだらと続けていましたが、親代わりだった祖母が亡くなり、自分の将来に不安を覚えたというのもあります。
無職生活は味気ない
無職になってから感じたことは、周りの視線が痛い事。
コンビニエンスストアで働いていた時はそこまで言われなかったのに、周りから腫物に触られるような感じの扱いを受けました。
『大丈夫?』『就職しないの?』こういった感じです。
正直な話、こういった話は煩わしくて仕方ありませんでした。
どちらにせよ10年間夜勤を続けていたので、その疲れと生活習慣を取り戻すためにも一ヵ月は療養という名のニート生活をする事に。
最初は楽しかったです、好きなだけゲーム出来ましたし、好きな時間に外にも出れました。
しかし、半月もすると落ち着かなくなってくるんです。
アルバイトとはいえ仕事をしていて手持無沙汰というのもあります。
それよりも将来への不安が重圧として圧しかかってくる。
働いていない、というのがこれだけ苦しいとは思いませんでした。
…若干、自分がワーカーホリック的なところはあるのですが、とても落ち着かなかったのを覚えています。
もうなんか落ち着かなくて嫌なので就職活動します
という事で、一ヵ月待たずに就職活動を開始しました。
もう兎に角働きたい、何かしていないと落ち着かないといった心情で人生初めてのハローワークに。
冷たくあしらわれないか不安でしたが、今はヤング枠というのがあるらしく、35歳まではそこに入る模様。
職員の皆さんも優しくしてくれましたし、直ぐにその不安は杞憂に終わりました。
さて、ハローワークではパソコンを使って条件を検索して自分の企業を探すのですが…
これがまた使いづらいんです、条件絞っても特筆事項が加味されないからそこで弾かれる事が多い。
そこから一ヵ月、足繁く通って何回か書類を送るも全て門前払い。
まぁ、そう上手くはいかないよなー…と思うと、ハローワークの職員さんからある書類を渡されました。
そして一言『職業説明会にいってみない?』と言われました。
これが大きな転機となります。
初めての職業説明会、そして就職!
それから二週間後、夏の暑い日にスーツを着て、職業説明会の会場へと赴きました。
到着してみると、200人ほどの人が会場には既に到着し、用意された椅子に着席しています。
その中には私より倍はあろうかという年齢の方も…色々な人が来るものなんだなと思いました。
人数に思わず怖気づいてしまいそうになりましたが、気合を入れたところで説明会開始。
簡単に説明すると、企業ごとにブースが分けられており、そこに20個程の椅子が置かれています。
参加者は制限時間内に説明を聞きたい会社の椅子に座り、説明を聞いたのち面接したければ札を取って予約。
その後、札の番号順に面接という流れでした。
私はその中で線の製造、缶の製造、おもちゃの組み立ての会社にターゲットを絞り、参加。
説明を聞いた後、面接になりました。
面接は圧迫なども無く、終始和やかに進みました。特に聞かれたのは仕事に対して継続的に取り組む熱意と、通っている場所が何処かという事でした。
どうやら遠くから来る人は辞める人が多いそうで、近い人を探しているのだとか。
幸い、私はこの三社からそう離れていないところに住んでおり、更に原付も所有していたので好印象でした。
三社の面接員の方から名刺をもらい、その日は家に帰りました。
二週間ほどしたある日、製缶会社とおもちゃ会社の方からはお断りの手紙が来ましたが、製線会社の方は第二面接へ進めました。
そこで即、社長との面接となり、その場で採用が決まりました…呆気ない位にあっさりと。
こうして私は正社員として就職し、無職脱却が出来ました。
これから就職する人に伝えたい事
不安に思っている方も居るかもしれませんが、何も不安になることはありません。
面接もいう程キツくありませんし、何より行動することが重要なのです。
私の場合、職業説明会という機会があったので、これだけすんなり就職が決まりました。
後ほど、ハローワークの職員さんに聞きましたが、職業説明会は即、面接が出来るので書類選考よりも就職率が高いんだとか。
もし良ければ、今後の参考にしてください。
最後に一言
就職活動をする上で、一番の敵は自分自身の『不安』だと思います。
落ちたらどうしよう、とか面接の人に怒られたらどうしよう、とかそういったものです。
その辺りは相手もプロ、見抜いて自分の印象が変わってしまいます。
なので、自分自身の不安を払拭しましょう、言うほど怖い物ではありません。
私のこの経験が、あなたの就職活動の糧に少しでもなれば幸いです。