震災で転職の話が白紙に。完全未経験の工場職に正社員として30歳で再就職できるまで

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私は現在36歳男です。

私は29歳の時それまで勤めていた会社を自己都合で退職しました。

退職理由は残業が多く、残業代もまともに払われない事と、ボーナスが10万円以下という事が原因です。

当時、私は結婚していて翌年には子供が生まれる予定だったので、前職では生活が成り立たないと思い退職しました。

決まっていた転職先は震災の影響で白紙に

子供が産まれたら妻の地元で暮らすという事を妻の両親と約束していたので、私は退職後すぐに妻の地元へ引っ越しました。

就職先はほぼ決まっていたので安心していましたが、東関東大地震が起こり、就職がほぼ決まっていた会社も多大な被害を受け就職の話は白紙になってしまいました。

状況が状況だけに仕方ないと思いアルバイトを始めましたが、子供が産まれるというプレッシャーと妻の実家に住まわせてもらっているというプレッシャーから日々居心地の悪い思いをしていました。

アルバイトの給料などたかがしれていて、アルバイトの合間にハローワークにも行きましたがなかなか就職先は決まりませんでした。

工場職の書類審査で実感した、年齢・無資格・未経験の壁

妻の地元は工場地帯でまともな就職先はほぼ工場しかありませんでした。

私の前職は営業と事務の経験しかなかったので、工場に勤めるための資格や経験がありませんでした。

そして年齢も30歳と若くもなかったのでほとんどの会社が書類審査の時点で不合格となってしまいました。

あまりにも落とされた為、自分がダメな人間なのではないかと考えるようになりかなり精神的に参りました。

アルバイトで経験を積みながら資格取得の勉強

私はアルバイトの合間に工場で勤める為の資格の勉強を始めました。

工場といっても色々あるのでどんな工場でも必要な資格、例えばフォークリフトの免許や危険物の資格など、素人でも勉強すれば取れる資格を必死で取得しました。

工場経験に関しては、まず工場でのアルバイトを始めました。

アルバイトだとできる事も限られていましたが、やらないよりは良いだろうと思いアルバイトの枠を超えた質問などを社員に聞いて煩わしく思われる事もありました。

しかしこちらはなりふり構っていられる状態ではなかったので、とにかく必死に作業を覚えました。

ある日、新聞の求人広告を見ると意外と大きい会社も載っていることに気づきました。

正社員の募集でなくても大きい工場の契約社員などの募集なら未経験者歓迎、年齢もかなり余裕のある幅で募集していたので最長で2年半という期限付きではありますが、迷わず飛びつきました。

アルバイトをしているよりも給料が高いことと、工場での経験がアルバイトより深く仕事に関われると考えたからです。

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社員同士の話が何を言ってるかわからない。未経験の仕事の現実

本当に何も知識がない状態で工場勤務を始めた私は、まず社員同士で話している会話の内容が何を言っているかわからず質問も本当に社員から見ると呆れるような質問しかできず、年下の社員にもかなり呆れられました。

使用する工具の名前もわからず何度も正社員に怒鳴られながら仕事を覚えました。

未経験なので本当に何もわからず、ただそれを言い訳にしたくなかったので歯を食いしばって耐えながら仕事を覚えました。

怒られながら続けた結果、正社員登用試験に合格!

契約社員としてなんとか形になってきたのが1年半位経過した頃です。

私は物覚えが良いほうではないので本当に毎日怒られながら続けた結果、上司に正社員登用試験を受けないかと言われ、筆記試験と面接を合格すれば正社員になれるという事を伝えられ、考える間もなく受けました。

まさかこんなところから正社員の道があるとは考えていなかったので必死に仕事をしながら合間に勉強もしました。

見事報われ、正社員として就職が決まりました。

まとめ

無職から正社員になろうとしている方へ伝えたい事は、皆さん本当に辛い思いをしていると思います。

書類審査で落とされ、やっとこぎつけた面接で落とされ精神的に参りますよね?

本当に気持ちわかります。

自分が全否定されている気持ちになってもう就職活動する事自体が嫌になる気持ちもわかります。

ただ、正社員への道は正攻法だけでなく私のように別の角度から採用される事もあります。

就職活動を長く続けていると視野が極端に狭くなりがちで他人の意見に耳を閉じてしまう傾向になりがちです。

そんな辛い時こそ他人の話を聞き、別の角度から現在の自分を見てみましょう。

今とは違う自分が見えてくるはずです。

あとは、諦めずに活動していれば周囲の人は見てくれています。

諦めず、自分を追い込みすぎないよう自分のペースで頑張りましょう。

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