ニートの就職体験談

23歳でアピール出来る職歴なしだった私が経理事務の仕事に就職できた話

投稿日:2017年6月7日 更新日:

初めまして。

私は現在25歳の女性です。

今回は、23歳の時に経理事務のバイト(社員登用試験が受けられるという条件付き)に受かった際の話をします。

目次

高校在学中、精神疾患を患ってしまい、未来に希望を感じられなくなった

高校三年生の頃、私は双極性障害という精神疾患を患ってしまいました。

症状が酷くなり、一月辺りから登校日数が減るため、そこを狙って精神病院へ入院したところ、「ずっと良くならない、ずっと入退院を繰り返している」と言っておられた患者の方が多数いらっしゃいました。

「私も将来こんな風になってしまって、働けないのではないか」と、元々高校で成績も優秀だったために余計、「病気を患い思うようにいかない」といった感情ばかりを持つようになってしまいました。

その思い込みからバイトも含めた就職活動を、結果20歳になるまで一切やりませんでした。

それは、「ずっと良くならない」という思い込みから「働きたくない」という気持ちに変わっていってしまったからでした。

22歳の頃、半年ほどバイトが続いたことにより生まれた自信

20歳の時に初めてしたバイト先では、1か月経ったとき上司から「あなた仕事が出来ないらしいわね」と言われて、その場で大号泣して辞めてしまいました。

今思い出すと、仕事をし始めて1か月はまだ仕事など覚えたてなので、温かい目で見て欲しかったと思います。

そう思うことができたのは、二つ目の短期バイトで少し自分に自信を付けることが出来たからです。

22歳の時、先述の短期バイトをしてみないかと母親にチラシを見せられました。

「そろそろ社会に出てみたい」という気持ちも芽生え始めていた時期だったので、バイトの面接へ行きました。

変な目で見られたくなかったため、面接でも職場でも病気のことは隠し、「資格試験の勉強をしている」と言っていました。

最初のバイト内容は、商品の販売をする立ち仕事でした。

ミスが目立たなかったため、次は長期雇用のバイトに変更してくださり、電話受付の事務をしました。

商品の販売の時点で私は、「勝手に社会性がないと思い込んでいただけで、お客様と笑顔で話せてるじゃないか」と気づきました。

電話受付の事務作業も、愛想の良いように聞こえるよう声のトーンを高めにしたりと言われたことを工夫して、喫煙所などでも別の部署の上司と楽しくお喋りをして交流を深めることが出来るようになっていきました。

体調が思わしくなくなり、商品の販売は二か月ほど+事務作業は四か月ほどで辞めたのですが、自分にとってこの少ない期間のことだけでも自信に繋がりました。

「病気だから仕事ができないんじゃないか」という思い込みを自分でなくすことが出来た良い機会でした。

23歳、ついに登用試験ありの経理事務バイトに合格する

23歳の時、ハローワークへ親についてきてもらい、自分が資格を保有していて強みである「日商簿記二級」を活かせる仕事を探しました。

ハローワークで良かったのは、書類の送付の仕方や必要書類の重要性を教えてもらったことです。

書類を送付する際、書類が折れてしまわないようにファイルで挟むなど、初歩的でも大事なことを教えてもらえたことが印象的でした。

ある日、教えてもらった通り、丁寧に書類を提出した一社から電話連絡がありました。

そこから面接となり、経理事務のバイトに合格しました。

社員登用試験がすぐという時期だったので社員登用試験を受け、そちらも無事合格もしました。

やはり体調が思わしくなく、バイト期間中に辞めさせてもらう形となってしまったのですが、特に目立った職業成績がなくても社員登用試験に受かったことが自分の自信になったと感じています。

まとめ

まず自分に自信を付けるために、短期でバイトをしてみることが良いと思います。

私は「若いのに何で働いてないのか」ということを聞かれることは前提に考えていました。

そのため、「勉強をしていて」や「家族に病気の人がいて」などと説明したのですが、意外とすんなり受け入れてもらえ、変な印象は持たれませんでした。

ハローワークでは、「こんなことも知らないなんて思われたくない」という気持ちを捨てることが大事です。

初歩的なことでも色々教えてもらうのが先決だと思います。

書類のマナーなどで落ちてしまっては元も子もありません。

勇気を持って色々と聞いてみると、親切丁寧に教えてもらえます。

あと、ウソも方便です。

自分の経歴を良いように偽ることはただの改ざんになってしまうのでダメです。

「資格試験に集中していた」「家族に病気の人がいる」くらいの事柄であれば事実確認をされないことがほとんどです。

どうしても空白の時期について聞かれることはあるでしょう。

そのような文言で乗り切ることは、私は大いに有効だと思います。

ちなみに私は高卒なのですが、何か資格を保持していたらそれをアピールするのも手です。

自分では大したことないと思ってしまいがちですが、持っている資格でその職種に活かせそうなものは、何でもアピールしてみて下さい。

思ったより好感を持たれ、バイトなどはあっさり合格してしまったということが多いです。

以上で私の体験談は終わりです。

「働いていなくて自信がない」「空白の期間があって不安だ」という方の参考になれば嬉しいです。

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