26歳で退職し海外放浪を経てホテル受付スタッフとして再就職した話

本サイトではアフィリエイト広告を利用しています

私は都内のホテルの受付係として働いている31歳の女性です。

今回は私が前職を退職し、ニート期間を経て、再就職した体験をお話しします。

26歳で仕事にやりがいを感じられなくなり退職し、無職に

私は大学卒業後、大手飲食チェーン店に就職しました。

26歳の時に、店舗の管理を任されるようになり、店長として毎日忙しく働いていました。

当時は休日出勤は当たり前、毎日残業があり、朝から夜中まで働くこともあるほどの激務に追われていました。

その店舗には私ともう1人しか正社員がおらず、他はアルバイトスタッフで運営していたため、バイトスタッフの急な休みには私がフォローするしかありませんでしたし、1日休みがあっても、必ずお店に顔を出していました。

それでもやりがいを感じて、頑張っていました。

でもある時、自分は何のために、このお店にこんなにも尽くしているんだろうと疑問に思ってしまいました。

自分の人生はどこへいってしまったんだろうかと、自問自答する日々が続き、張り詰めていた糸が切れてしまったように、やる気がなくなってしまったんです。

自分の時間が全くない、自分のために何もしていないと気付き、退職することを決めました。

幸い新卒で就職してから、お金を使う時間がないほど働いていたので、貯金は十分にあり、無職になった後の生活に不安はありませんでした。

2年間の海外放浪生活の後、帰国し就職を考える

退職し、無職になってしばらくは雇用保険を受け取る期間があり、自分の気持ち的にも今は充電期間だからゆっくり休もう、と考えていました。

最初は沖縄へ行って、ゆっくりしようと思ったのですが、飛行機のチケットを調べていると、海外へ行く費用と変わらないことに気付きました。

それで、せっかくなら思い切って海外へ行ってみようと思い始めたんです。

色々と調べているうちに、何カ国もの国に興味が湧き、しばらく海外放浪の旅に出ることに決めました。

結局、退職してから半年後、マンションも退去し、バックパック1つ持って、海外へ出国しました。

それからは、まさに放浪の旅です。

最初は韓国から入り、中国、台湾を回って、東南アジアへ。

そしてタイ、カンボジア、ベトナム、ラオス、ミャンマーを陸路で回りました。

自分の行動力に驚いていましたが、元々人との触れ合いが好きで、飲食店での就職を決めたこともあり、現地の人々との触れ合いが刺激的で毎日楽しかったです。

途中、タイのバンコクで長期滞在をしながら、東南アジアを回っていたので、あっという間に1年が経っていました。

その後、インドネシアのジャカルタへ、そこからバリ島へ行きました。

最後にオーストラリアへ渡り、シドニーとメルボルンに行き日本へ帰国したので、2年間も無職だったことになります。

主に東南アジアに滞在していたので、物価が安く、貯金で十分すぎる生活ができたことが大きかったです。

帰国してすぐに親にも就職しろと言われましたし、正直日本の生活も恋しくなっていたため、働きたい!という気持ちになっていました。

28歳の未経験者がホテル受付スタッフに再就職!

2年間旅行をしていたので、旅行・観光関係の仕事に就きたいと思っていました。

それで最初に思いついたのが、観光客を迎えるホテルでの仕事です。

リクナビNEXTで調べていると、沢山のホテルが求人を募集しており、ほとんどが未経験可ということでした。

28歳という年齢で未経験は厳しいかな、と少しだけ不安にもなりましたが、ダメでもいいから、やるだけやってみようという勢いで応募しました。

海外でニート生活をしていると、同じく放浪している外国人ニートとの出会いがすごく多かったです。

でも誰1人として、負い目のようなものは感じていませんでした。

「十分働いたから、しばらくはバケーション!」

というハツラツとしたニートばかりでした。

日本人は無職ということに、ネガティブな印象を持ちすぎなんだと感じました。

その影響で、日本に帰国した時はポジティブな気持ちでいっぱいでした。

また面接の時に、2年間何をしていたのかを聞かれると、「海外を回って見聞を広めていました」と堂々と答えることができました。

そして日本にいた時と海外へ行ってから、どんな風に考え方が変わったかを話すことで、興味深く話を聞いてくれる面接担当者は多かったです。

2ヶ月ほど就職活動をして、最終的に希望のホテルに就職することができました。

自分の人間性を短い面接の時間でどれだけ相手に伝えられるか、という点で、ニートだった期間を隠したり、ごまかしたりするのではなく、その期間を含めて自分のことをしっかりPRすることが無職からの就職をする歳に重要なことなんだと思います。

まとめ

自分がどんなことに興味を持っていて、何が得意なのか、それを探るための時間だと思えば、ニートの期間は全く無駄ではありません。

私も2年の無職期間を経て、やっと自分に合った仕事を見つけられたと感じています。

自信を持って、自分と向き合えば、再就職は難しくないと信じて頑張ってください。

タイトルとURLをコピーしました