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私は現在35歳の男性です。
現在の仕事はソフトウェアの制作業で、職種はエンジニアとして働いています。
私は24歳から26歳までの空白の期間、つまり無職の状態から
その後27歳で再就職することになった、いきさつと経緯を参考に私の経験をお話しさせて頂きます。
新卒で入社したシステム開発会社で精神を壊し、24歳で退職
私は大学卒業後、新卒でとある中小企業に就職しました。
元々システムエンジニアを目指していた私は、希望通りにシステム開発会社に就職することができました。
入社早々、多忙なプロジェクトの開発要員として配属された私は、社会人一年目、そしてエンジニア一年目として
右も左もわからない状態すら毎日、戸惑いつつも仕事をしていました。
最初に関わった開発案件はかなり、忙しいプロジェクトでした。
私のような新人が役にたつのかと思いつつも自分なりには、必死についていきました。
勤務時間も毎日12時間を超えてあり、家には寝に帰るだけでした。
時には会社に泊まり込むこともありました。
そんな忙しい日々の中、私にとってよくなかったことがありました。
それは私のことを直接指導する先輩上司の方でした。
最初から、かなり厳しい言葉や駄目だしをされたことと、多忙な業務と長時間労働によって体力的にも精神的にも私は追いやられていったのです。
そのうち、会社に行くのも足がすくむようになり、通えなくなったのです。
自分でも信じられないのですが、脚が震え、吐き気や頭痛などの症状が出るようになったのです。
先輩からの言葉の暴力により、私の心は壊れてしまったのです。
そのせいで、入社から一年たたずして退職せざるをえない状況となったのです。
私の意識が低かったのか入った会社がたまたま悪かったのかはわかりませんが、仕事をする気もなくなってしまいました。
その後、私は無気力になってしまい、実家に帰ることになりました。
この時24歳でした。
実家に帰っても私の精神面は一向によくなることもなく、それから二年の月日が過ぎました。
就活を始めたきっかけは教習所の指導員からの質問
24~26歳という、人生で最も良い時期を精神的事情により棒に振ってしまった私にとって
この空白の約二年半というのは、何もない時期であり苦痛の時期でもありました。
時には生きていることさえも嫌になりました。
引きこもり状態で親には、迷惑をかけていると実感していました。
なんとかしなければならないという、プレッシャーだけがありました。
そんな時に親が、せっかく時間があるのだから車の免許でも取得したらどうかと提案してきました。
とりあえず、何でもいいからチャレンジしてみるかと思った私は自動車の教習所に通うことになりました。
その時、教習中に指導員との会話の中で、「何やってるの?」と身の上話になったのですが
「その時に引きこもりで無職です。」と答える恥ずかしさとむなしさを感じた私は、これではいけないと
ついに立ち上がる決心をしたのです。
大学時代の先輩に誘われ、ソフトウェア制作会社を手伝うことに
そんなタイミングで、大学時代の三つ年上の先輩から久々に連絡があり、今の状況を話しました。
すると先輩は、「だったら仕事を手伝ってほしい」ということでした。
その先輩は、独立してソフトウェア制作会社を立ち上げたのです。
立ち上げたばかりの会社で人手が足りないということでした。
先輩は有無を言わさず、私を半ば強引に会社にいれました。
とりあえず、仕事をはじめた私ですが、先輩が私を作業に専念させるだけの仕事をしばらくさせたのです。
黙々と作業を続ける私が精神的に落ち着いたのは、それから三年後、30歳になった時でした。
まとめ
私は失われた時間を、30歳にしてやっと取り戻すことができました。
私を助けてくれたのは、「人」です。人との出会いが私を救ってくれました。
しかし、私を壊したのも「人」です。
結局、人間関係というものが良いにしろ、悪いにしろ人生には関係するんだと思いしりました。