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大学時代に就職活動にことごとく失敗し、企業から一社も内定をもらえないまま卒業。
そんな無職の私が商社の営業マンとして就職するまでをお話します。
「なんとなく」で大切な新卒カードを無駄にする
「なぜ就活をしなかったのか?」
大学時代の自分に何度そう問いただしたでしょうか。学生だった私は、ただ何となく就職活動が億劫という曖昧な理由で、だらだらとした日々を送っていました。
周りの皆が次々と内定を手にしていく中、私だけが何も得られないまま、大事な「新卒」という必殺カードを失ってしまったのです。大学を卒業してから、私は新卒カードがいかに貴重だったかを思い知ることになります。
ハローワークは営業職ばかり?焦りのある日々
東京で暮らしていた私は、とりあえず地元の実家へ帰ることになりました。
私は無気力感に苛まれる中、両親からの就職へのプレッシャーにさらされることになります。とにかく家にいることが苦痛でした。
実家には生活費を入れるように言われていたため、ハローワークに通って求人を見るようになりましたが、文系で男が応募できる仕事は営業職が多く、営業にあまり良いイメージを持っていなかった私は、「自分に合う仕事はない」と感じていました。
引け目を感じる毎日。25歳の誕生日に覚悟を決め、アルバイトに応募する
ただ時間だけが流れていきました。実家にいると両親の目が気になるため、自分の部屋で過ごすことが多くなりました。食事のときはリビングで家族と過ごしますが、なんとなく気まずい雰囲気に包まれます。
私自身も「就職」というワードにますます敏感になっていきました。たとえばテレビで就職サービスなどのCMが流れると、一気に気持ちが転落してしまいます。
また、友人と遊ぶときも引け目を感じてしまいます。友人たちは普段仕事をしていて、たまの休みで私と遊んでいるわけですが、私は1年中休みの中で彼らと遊んでいるわけです。
どうしても昔のように純粋に楽しむことができなくなりました。何をしていても「就職」の二文字が邪魔をしてきます。
「こんなことをして遊んでいる場合じゃないだろう」「昼過ぎまで寝ている暇があったら、就職活動をするべきだろう」
そんな言葉が自分自身を責め立てるのです。このままではいけない。そう思いつつも、どこかあきらめの気持ちが前に進むことを妨害していました。
インターネットのまとめ記事などを見ると「25歳を超えたら転職が難しくなる」そんな何の根拠もない言葉が真実のように思え、やる気が削がれてしまいます。
結局、私は大学時代と同じようにだらだらと25歳の誕生日を迎えてしまいました。
このままじゃだめだ!とりあえずアルバイトから始めよう、私は覚悟を決め、近所のボウリング場でアルバイトを始めました。
周りは高校生、大学生ばかりで少々気持ちが落ち込みましたが、家から離れることで自由な感覚を味わいました。そして半年近く働いた頃、社内の接客コンテストがあり、なんと私が候補に選ばれました。
接客という能力が自分にあることを初めて知ったのです。
接客能力を活かして、機械工具の商社へ就職が叶う!
この接客能力を活かせないか。私はそう考えるようになり、再びハローワークに通うようになりました。
以前は拒絶していた営業職の仕事が、今では魅力的に感じます。まさに営業職こそ私の接客能力を存分に発揮できる仕事だと思いました。
自分に自信が持てた私は次々と面接を受け、ついにある機械工具の商社から内定をいただくことができました。
まとめ
今、無職の人は「どうにかしよう」という焦りの気持ちを持っていることでしょう。私も同じ経験をしたので、よくわかります。
とにかく大事なことは、何かアクションを取ることです。
それはアルバイトとして働くことでも良いでしょうし、少し求人を眺めるだけでも良いでしょう。
そういった小さなことから、現状を打破できる突破口を見つけることができるのだと思います。