ニートの就職体験談

暗い山でバイク事故。おじいさんの言葉がきっかけで29歳無職から魚屋に就職できるまで

投稿日:2019年4月21日 更新日:

20歳に田舎から上京し、当日流行っていたギターの弾き語りスタイルの路上ライブを友人としていました。

お客もパラパラで月に一度のライブハウスのステージでも集客は0人から良くて7人くらいでした。

カラオケ屋でアルバイトしながら2年ほどして一緒にやっていた友人は田舎に帰り、自分は夢を捨てきれず一人残って活動をつづけました。

バイトも転々としてレンタルビデオ屋からパチンコ屋と最初は勉強のためと毎日ビデオやCDを借りて研究していましたが、そのうち、シフトの自由さと金銭的な面でパチンコ屋で働きました。

音楽活動もようやく少しだけ芽がでてきたのか、イベントに呼ばれたり、当時は珍しかったインターネットテレビの番組をやりはじめました。

目次

友人とのツーリング帰りに山で人身事故を起こしてしまう

ある日、インターネット番組とパチンコ屋とイベントの合間に友人にツーリングに誘われ、疲れが溜まっていたのに、出かけました。

帰り道、暗い山の道でおじいさんを轢いてしまいました。すぐに救急車を呼び、自分も転倒して怪我をしました。

おじいさんは一命を取り留めましまが、歩くことが出来ずに病院のベットに寝たきりになりました。

3回ほど謝りにいきました。

3回目でおじいさんに仕事は?と聞かれて

パチンコ屋で働いている

と答えて、

パチンコ屋はいかん、もっとまともな仕事につきなさいと

もうここには来るな、

パチンコ屋の仕事をやめて、バイクを処分して、音楽活動もインターネットテレビも1度すべて辞めました。

事故を起こしてから、ずっと上の空で仕事もまともに出来ていなかったと思います。

社員に怒鳴られたり、なんだか逃げるように辞めました。

スーパーのアルバイト募集から、まさかの鮮魚コーナーで働くことになる

ぼーとアパートで過ごしました。

近所の野良猫に餌をあげたり、花を買ってきてアパートの庭に植えたり、お金もすぐなくなってきて、近所のスーパーでアルバイト募集の張り紙を見て、応募しました。

家から近いし、仕事もジュースを並べたり、お菓子並べたり、そのくらいなら楽だし、自分でも出来ると思ったからです。

面接に行って、自分では想定外の魚、鮮魚部門に配属が決まりました。

仕事も自分が想像していた内容と180度違いました。

魚の仕事は朝から晩まで忙しく、大変でした。

魚の捌き方から値段のつけ方、ポップや売り込みまで

人間関係も自分には厳しかったです。

パワハラする正社員に、一癖も二癖もあるパートのオバちゃんたち、

ただ自分は一生懸命、仕事しました。

頭のどこかでおじいさんの言葉が響いていたからだと思います。

2年経って、会社から社員になるように薦められました。

仕事も一通り覚えて、慣れてきた頃だったのですぐにOKしました。

社員になって今まで以上に仕事は大変になって、上司ともケンカしたり、パートのオバちゃんに頭を悩ませたり、売り上げ、利益と大変でしたがなんとか地に足がついた生活をおくれました。

今はその会社は辞めて、別の会社で魚関係の仕事をしています。

無職からの就活に大切なことは「とにかくアルバイトからでも始めること」

自分が思う無職からの就活に大切なことは、たとえアルバイトでもいいから働き始めてみる。

もしそのバイトが自分に合っていると思えたら続けてみる。合っていないと思ったら違う仕事を探せばいい。

合いそうな仕事なら、自分に向いている職種が分かるから転職や就職活動に役に立つと思います。

経験上転職する時、就職活動する時に気をつけることは世の中にはブラック企業が沢山あるということ。

職安やネットの求人は企業にとって都合のいいことしか書いていない、都合が悪いことはまるで全く無いというような募集がおおい。

良い会社は間口が狭いので入るのは大変だけれどチャレンジしてみる価値はあります。

一度ブラック企業でも、働いてみると普通の企業がいかに社員に対して愛情深いかわかります。

いい会社はきっと見つかる。いい職場はみんなで作っていく。

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