社長のセクハラが原因で24歳で退職。33歳で建設コンサルタント会社に再就職できた話

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私は現在45歳の女性です。

私は新卒で設計事務所に入社しました。

ところが社長との折り合いが上手く行かず、24歳で退職し、その後は派遣社員や個人委託で仕事を続けてはいました。

そんな私が、30歳を過ぎて建設コンサルタントに再就職できました。

24歳で新卒入社した設計事務所。すべては順調…のはずでした

新卒で小さな設計事務所に入社しました。

本当に小さな設計事務所で事務員さんを含めても5人でした。

設計事務所といっても、私は全くの畑違いの文系卒業だったので事務採用でしたが、建築の方にも興味があったので、空いた時間や就業後に建築の勉強をしていました。

先輩の設計士さんや社長もいい方たちで、色々と教えてくださいました。

本来、その会社の建築事務の仕事としては、見積もりを作ったり伝票類の整理、電話応対、来客応対くらいなのですが、私はそれらをこなした上で、CADの入力という仕事が与えられました。

社長や設計士さん方が書いた手書きの図面をCADに入力する仕事はとても面白く、建築の勉強にもなりました。

また、建築士になるための夜間の学校にも通えるように配慮してくださったりもして、徐々に私の知識は深まっていきました。

ところが、順調に進んでいたと思われる私の社会人生活ですが、思わぬところで躓いてしまいました。

それは、社長のセクハラが始まったからです。

初めは我慢したり耐えたりしていましたが、我慢も限界というか、社長の行動が常軌を逸してきてしまい、どうにも先輩の設計士さんたちでももう私を守りきれないというところまできてしまいました。

先輩たちと相談の結果、辞めるしかないという結論に至りました。

私は全く悪くないのにどうして私が辞めないといけないのか、腹立たしくて仕方なくなり、それから1年間ほどはうつ状態になって部屋に閉じこもっていました。

派遣会社に登録し、1~2年ごとに違う会社へと転々とする生活

こんなことをしていては埒があかないと思い始めた頃、いきなり就職活動をする勇気も元気も無かったので、とりあえず派遣会社に登録をしました。

社長とのことがあってから、対人不信の様なものが続いていたので、あまり人と接することの少ない職種を希望していました。

すると、CADオペレーターの仕事がある、というので私の持っている知識で足りるかどうか不安でしたが挑戦してみることにしました。

前職で教えてもらったことたちは、大いに役立ってくれました。

どこの職場でも契約の延長を求められましたが、人間関係が深まることに恐怖を感じていた私は当初の契約どおりの年数で辞めては、次の派遣先でまたCADのオペレーターをするということを繰り返していました。

いい派遣先がなく、無職になる期間もたびたびありました。

そんな時に、個人委託でのCADオペレーターを募集している会社を見つけました。

つまり、派遣のように時給でお給料を貰うのではなく、図面1枚あたりでお給料を貰うのです。

そこの仕事は私に向いていたようで、普通に働いていては貰えないような額のお給料を貰い、私の貯金額が一気に増えていきました。

この会社とは3年契約だったので、3年後にはまた無職にもどりました。

でもこのときは、貯金がたくさんあったので、そんなに不安ではありませんでした。

33歳でついに正社員のCADオペレーターとして再就職

30歳を超え、派遣の仕事がこの先も途切れることなく続く保障もなくなってきました。

そのことが私をすごく不安にさせました。

なので、自信はありませんでしたが、もう一度正社員として働くことを考えるようになりました。

そんな時、転職サイトでとても条件のいい募集を見つけました。

家から近くて、CADオペレーターを募集している建設コンサルタントでした。

新卒での正社員を辞めてから今まで何をしていたかと聞かれるのは凄く怖かったけれど、ありのままを話しました。

すると、途切れ途切れではありましたが、CADオペレーターとしての場数は踏んできているということを評価してくださり、見事に受かることができました。

今では、CADオペレーターとしての仕事だけでなく、技術部の一員として作業服で現場に出ることもあり、毎日覚えることばかりで大変ですが、それもとても楽しいです。

まとめ

新卒の正社員だった頃からの期間がだいぶ長くて不安でした。

正社員じゃなくても、それまで自分がやってきたことにはちゃんと意味がある。

ということを、今の会社は教えてくれました。

無職からの就職は確かに勇気がいるけれど、その間になにかについての勉強をしていたとか、今までしてきたことが就職する上で足りてるのか足りてないのか分からなくて不安になるけれど、胸を張って主張していくことが大切かな、と思います。

あとは先方が判断することで、駄目だったら少しショックを受けて落ち込んで、また次に行けばいいだけの話です。

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