ニートの就職体験談

25歳で退職し商工会議所に再就職&30歳で経営企画に再就職

投稿日:2017年10月20日 更新日:

私は現在30歳女性で、5歳の息子がいるシングルマザーです。

新卒で就職してからまだ8年ですが、既に就職→育休→退職・転職→退職・起業→再就職という波乱万丈の職業生活を歩んできました。

なぜ退職しなければなからなかったのか、どのように再就職を果たしてきたのか、お話したいと思います。

目次

25歳で離婚をきっかけに無職に

大阪の有名大学を出ましたが、就職活動をしていた時期はちょうどリーマンショックの直後。

希望していた業界は男性優位の業界だったこともあり、なかなか就職先が決まらなかった中、唯一内定を頂けたのは岐阜県にある製造業の会社でした。

兵庫県の実家から離れ、社宅で初めての一人暮らしをしながら、生産管理として働き出して1年がたったころ、同じ会社で働く先輩社員と付き合い始め、24歳で妊娠・結婚し、そのまま社宅で結婚生活が始まりました。

しかし結婚してすぐに夫が鬱になり、家庭が崩壊、なんとか鬱の症状は回復したものの、その時から価値観の違いや意見の対立が気になりだし、また子供の世話についても消極的だったことから離婚を決意しました。

25歳で別居し、離婚調停を始める際には既に実家に戻っており、離婚調停の終着を待たずに会社に辞表を提出しました。

実家近くの営業所への転勤も人事から打診されましたが、営業の職種を希望していなかったことと、元夫と同じ会社にいたくなかったため、お断りしました。

シングルマザーとしての転職活動

当時私は育休で子供の世話をしながら、空いた時間に中小企業診断士の資格取得のために勉強をしていました。

別居をした時がちょうど試験の最終段階の面接試験があった時期で、面接試験に合格してからも続けて実務補修という、資格を最終的に付与される前の研修を受けなければならない時期でした。

グループで会社の模擬診断を行うもので、そのため自分のパートについてプレゼン資料を作成しなければならず、それと並行して離婚調停のための資料をまとめたり、発言を考えたりなど、弁護士を付けていなかったため自分で全てしなければならず、さらに並行して転職活動を行える状態ではありませんでした。

実務補修が終わり、転職活動を始めました。

マイナビ転職リクナビNEXTDODAなどに登録して自分で探すだけでなく、パソナキャリアという転職エージェントも利用しました。

また、ハローワークにはマザーズという、キッズスペースのある相談所があり、1歳になる直前だった子供を連れて仕事探しをしていました。

しかし乳児を抱えたシングルマザーの転職活動は思った以上に難航しました。

前職をしていた期間も実質2年に満たなく、その際にある程度認められるほどの実績はあったものの、他の業種ではなかなか認められませんでした。

また、中小企業診断士の資格を取ったとはいえ実際に活用した経験がなかったことと、子供がいるため遅くまで働けないことで、コンサルタントとしても就職が難しい状況でした。

なかなか就職も決まらず、離婚調停でも相手から色々と言われ、精神的にボロボロの状態でした。

そんな中、ある車用品をネット販売している会社で、ページを作成する仕事での内定を頂きました。

また続いて、商工会議所からも内定を頂きました。

経営相談に資格を活かせることから、商工会議所に就職をしました。

転職活動の期間は1か月程度だったと思います。

28歳で再度退職し起業するもうまくいかず、再就職へ

再就職して3年が経ち、28歳の時、どうしてもやりたいと思っていた事業を行うため、また、少し発達障害がわかった息子の療育のため、退職をしました。

その後はやりたい事業と似た事業をしているお店でアルバイトをしながら約半年間ノウハウを学び、その後自分のお店を持ちました。

しかし経営状況が思うように良くならず、給料は0円のままで実質無職と同じ。

お店をオープンして1年が経つ前に閉店することとなってしまい、再度就職先を探すこととなりました。

今回は既に30歳、今までの職務経歴も長く続けたものもないため、書類選考も50社以上落ちてしまいました。

前回と同様にマイナビ転職リクナビNEXTDODAに登録しましたが、それだけでなくindeedで見つけた求人がたまたま転職エージェントの保有している案件だったため、数社に登録しました。

type転職エージェント【リクルートエージェント】、その他個人経営のような小さいエージェントにも登録しました。

はじめは書類選考で落ちてばかりで焦りを感じていましたが、活動を始めて2週間ほど経った頃に急に面接のオファーが来るようになり、内定を3社から頂くことができました。

そのうちの1社が第一志望だったことから、その他にも選考が進んでいるところがありましたが辞退することとなりました。

経営企画の職種です。

今回は、経営相談の実績が3年だけですが少しあったことと、自分で起業して会社・お店を運営する実行力や経験を、数社には評価して頂けたようです。

お店が失敗したとしても、また再チャレンジできる社会に対して有難さを感じました。

まとめ

今までのキャリアがどれも短く、数年の間に転職を繰り返していたとしても、未経験の職種・業界で正社員で再就職をすることができました。

資格を取得するなど少し努力は必要かもしれませんが、それぞれの仕事に対して全力で取り組んでいると、必ず評価して頂ける会社はあると思います。

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