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現在37歳女性、会社の社員食堂で管理栄養士として勤務しています。
危機感に苛まれ36歳で福祉法人を退職
以前は、社会福祉法人(老人介護施設)に勤務しておりました。少ない休み(年間95日程度)と少ない人数での労働環境は本当にしんどく、日々の生活では風呂に入る気力がない、自分の部屋を片付けられない、突然トイレに行きたくなる、など、病的な症状を呈しており、知らず知らず精神的に滅入っていたと思います。
このままそこにいてはいけないと、危機感に苛まれ、2018年、年が明けてすぐ、3月いっぱいでの退職の旨を伝えました。
ギリギリになっても後任が決まらなかったのですが、そんなことはこちらには関係ありません。有給も数日残りましたが、とにかく辞めることばかりでした。
ノープラン、されど、やりたいことはある
次の仕事が決まっていたわけではないのですが、3月に有給消化のうちにやりたいことがあったのもあり、突発的に退職を伝えました。退職後の給与が思ったより少なかったりというハプニングもなんのその、やりたかったことを3月で無事に終えられ、満足しました。
ひとまず、無職になることよりも、自由な時間が増えた、と思うようにして、無職になった4月には盛大な断捨離を決行。フリマアプリや中古品買取でかなりのものを減らし、大量のゴミも処分し、部屋の模様替えなども行いました。片付けながら、よくこんな所で暮らしていたな…と思えたので、精神的にはだいぶ回復してきていたと思います。
離職票が手元に届いたので、ハローワークで手続きをしましたが、自己都合退職では、手当が給付されるまで時間がかかるので、その間は就職活動は最低限に留め、なるべく自由に時間を使おう!と決めました。
実家にいたので、自分の身の回りの断捨離のほか、家事もしていました。趣味のことについても、お金が許す限りは遠征したりと、気ままに過ごしました。ぐうたらはしていましたが、働いていた時よりもむしろ精神的には充実していたと思います。
ぼちぼち就職活動…
給付制限の期間が終わると、いよいよ本腰を入れて求職活動です。自分の場合は給付期間が90日間でしたので、ぼやぼやしているとあっという間に失業手当がなくなってしまう、ということでは、収入についての不安はありました。
が、実際に仕事を探すとなると、正直、ろくなものがありません。というのも、以前のような施設や病院ばかりです。資格の性質上もあるのでしょうが、給食などとなると、どうしてもそういう所の求人が主になります。早番や遅番のあった以前のような仕事はもうしたくない、出来ればしたくない、という気持ちは強かったので、なかなか条件に見合うところはありません。
自分は何を一番の条件としたいのか?と、自己分析をしたところ、今までの仕事では休みが少なく不定期だったことがいちばんしんどかった、というところに行き着きました。次の仕事は、休みが安定していてそれなりの日数があることを最重要とし、給与は前職より少なくなければよしとすることにしました。
とはいえ、資格柄、なかなか条件に合う仕事は見つかりません。
諦めかけたその時、ハローワークで1件の求人に出会う
思い切って、資格にこだわらず、違う分野の職種はどうだろう?と思ったこともあります。ですが、やはり管理栄養士として勤めることを捨てきれなかったので、そこにこだわって就職活動を続けました。
なかなか難しく、もう見つからないかもしれない、と思いつつも、実はずっと気になっていた企業がひとつあり、ハローワークに問い合わせました。
その企業は家からやや遠く(車で50分くらい)、冬に雪が降る当地方では冬の通勤に不安がありました。給与は前職と変わりませんでしたが、休みが安定しており、資格職を募集しており、まさしく、探していた条件の仕事だったのです。
ハローワークによると、応募人数ゼロとのことで、それが逆に怪しい感じもしたのが正直なところです。が、こんな優良な求人は次はないかもしれないと思い、応募することにしました。
仕事も縁
その企業は、現在就業している会社です。本当にタイミングよく、就職活動に本腰をいれた時にポンと出てきた求人で、今思うと、まるで自分のことを待ってくれていたかのようにさえ思えます。
無職でフラフラしていたときは、二度と前職のような仕事はするものか!と誓いましたが、いざ求人情報を眺めると、やっぱり似たようなことしか出来ないのか…と絶望を感じることもありましたが、どんな仕事がしたいか、どんな条件で働きたいか、ちゃんと決めて、心を強く持って、粘って活動したことはよかったと思います。運もよかったことに違いありませんが、人生やっぱりなんとかなるものだ!と、改めて思いました。
ハローワークから貰った履歴書や書類の書き方、自己分析についてなども役に立ちました。
本当に、仕事も縁あってのことだな、と、ひしひし感じることができ、よい経験でした。