専門学校を卒業してそのままニートになったり、就職したものの辞めてしまいニートになったり、就職に強い専門学校を卒業してもニートになる人は数多くいます。
学歴が高いわけでもなく、低いわけでもない専門卒の就職活動は、大卒や高卒とは一線を画したものになりますので、どうやって就職活動を行えばいいか戸惑ってしまう人もいることでしょう。
そこで、本記事では、専門卒ニートに向けて、就職するための手順をご紹介します。
目次
学んだ分野を攻める
専門学校を卒業した人は、特定の分野に特化した勉強をしています。
医療、IT、音楽、調理、製菓などの分野で、2年か3年も学んでいます。
その多くが仕事に直結しているもので、授業の一環として職場体験をしている人がほとんどかと思います。
職歴なしのニートだったとしても、学んだ分野であれば、全くの未経験者というわけではない、ということになります。
ニート歴が比較的短い、長くても、家族の介護や本人の病気などの正当な理由があるのであれば、ニートであったことはそれほど問題となりません。
大卒や高卒では、専門卒のように仕事に直結するような分野を学んでいることが少ないですし、職業体験もバイト程度ですので、普通のニートとして就職活動をしていくしかありません。
ですので、専門卒のニートはまず、自分が学んだ分野を活かせる業界での就職を目指しましょう。
求人サイトを利用する
求人を探す時には、求人サイトを利用しましょう。
ハローワークでも求人を探すことはできますが、質の悪い求人も数多くあります。
カラ求人だけならまだしも、最低時給を下回ったような求人、明らかなブラック企業の求人などが普通に掲載されています。
そのため、探すだけ時間の無駄になってしまうことがあります。
求人サイトであれば、企業は掲載に料金を払っていますので、質の悪い求人はかなり減ります。
また、求人の数が非常に多いですし、一つの業界でも大企業から中小企業まで様々な企業の求人が掲載されています。
専門卒のニートが学んだ分野での就職活動をするとはいえ、すぐに内定が出るわけではなく、履歴書や面接で落ちることが多くなります。
ですので、多くの手駒を持っておく必要がりますので、求人数の多い求人サイトを利用した方が有利に就職活動を進めることをできます。
希望の求人を見つけたら、すぐに応募しましょう。
待っているうちに他の人が内定を取ってしまうかもしれません。
すぐに応募するためには、予め履歴書や職務経歴書に書く内容を決めておかなくてはなりません。
求人を探すのと並行して、履歴書の自己PRや志望動機のひな形などを考えておくと良いです。
求人サイトには、履歴書の上手な書き方についてのコラムが掲載されていたり、転職エージェントが付くのであれば履歴書や職務経歴書の指導をしてくれます。
面接についても予め準備が必要です。
面接で聞かれる質問は限られていますので、質問に対する答えを準備しておけば、本番でも戸惑うことなく返答できます。
別業界で働きたい場合
専門学校で学んだ分野以外の業界で働きたいと考えている人もいるでしょう。
その場合は、残念ながら、普通のニートと同じ扱いになりますので、就職活動の難易度は上がってしまいます。
就職するための手順は学んだ分野と同じ業界への就職と同じですが、書類選考があまり通らなくなります。
なかなか面接に進むことができませんし、就職活動が長期化する傾向にあります。
同じニートの中でも、自分より若い人や学歴の高い人の方が優先されることが多いですので、専門卒が不利になることもあります。
大変ではありますが、時間をかけて、多くの求人に応募することができれば、就職することは可能ですので、根気強く応募し続けましょう。
まとめ
専門卒のニートは、学んだ分野への就職活動をすれば、普通のニートよりも有利に進めることができます。
また、求人サイトを利用すれば、スムーズに就職活動を進められるのでぜひとも利用しましょう。