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ニートをしている人の中には、もう人生詰んでしまったと落ち込んでしまっている人もいるのではないでしょうか。
しかし、過去にニートだったにもかからわず、成功者になった人達も少なからずいます。
ニートを経験したことが後の成功につながることもあるのです。
そこで本記事では、過去ニートだった偉人を5人紹介します。
1. 太宰治
太宰治は、戦前から戦後にかけて多数の作品を発表した小説家です。
『斜陽』『人間失格』『走れメロス』など、多数の有名作品を輩出しており、まさに文豪と言える実績を持っています。
太宰は、東京帝国大学(現在の東京大学)文学部に入学し、青森から上京します。
在学中から井伏鱒二に弟子入りし、小説を書いていました。
若い頃から自殺未遂、心中未遂を繰り返し、大学も除籍された上に就職にも失敗します。
実家が青森の豪農だったことから資金援助をしてもらうことで生きてきました。
就職せずに実家からの援助をもらっていたニートと言える太宰ですが、優れた小説を多数発表し、今でも多くの人に読まれている成功者と言ってよいでしょう。
2. ニーチェ
ニーチェは、ドイツの哲学者です。
人間の実存を哲学の中心に置く思想である実存主義の先駆者として有名です。
哲学教授職を目指したものの、古典文献学の教授となり、辞職した後はひきこもって在野の哲学者として活動します。
大学で教授をしていたころから、執筆活動は行っていました。
しかし、『ツァラトゥストラはかく語りき』『善悪の彼岸』『道徳の系譜』『力への意志』といった主著については、辞職後のひきこもり時代に書かれたものです。
引きこもり時代は苦境の連続であり、晩年は精神に異常をきたしましたが、ニーチェによる思想の試みは、後世に多大な影響を与えました。
3. ダーウィン
ダーウィンは、イギリスの自然科学者です。
生物の進化のプロセスを明らかにしたことで知られており、現代生物学の礎を気付いた人物です。
ダーウィンは医者の一家に生まれ育ち、大学でも医学を学びました。
しかし、医者として身を立てることができず、また病弱であったため、社会に出ることができませんでした。
実家からの仕送りで生活をしており、生涯公職に就くことはありませんでした。
その代わり、自分の好きな研究に没頭しました。
ニートでなければ、『種の起源』を著すことはできなかったでしょう。
4. アンドリュー・ワイルズ
アンドリュー・ワイルズはイギリスの数学者です。
フェルマーの最終定理を証明したことで有名です。
フェルマーの最終定理とは、17世紀フランスの数学者フェルマーが提唱した定理です。
多くの数学者が証明に挑んだものの、360年もの間、誰も証明できませんでした。
ワイルズは、フェルマーの最終定理を証明するために、フェルマーの最終定理に関係のない研究からは一切手を引いて、7年以上も自宅の屋根裏部屋に引きこもって、研究を行いました。
1993年、突如、表舞台に姿を現して、フェルマーの最終定理を証明しました。
同僚からは死んだと思われていたほどの引きこもりでしたが、歴史に残る偉業を成し遂げました。
5. 南方熊楠
南方熊楠は戦前に活躍した博物学者、生物学者、民俗学者です。
学問への強い熱意から、アメリカ、イギリスに渡って様々な分野での研究を行い、帰国後も菌類や民俗学など幅広い分野での精力的な研究に勤しみました。
多くの研究実績を残しましたが、一度も研究機関に所属した事がなく、障がい在野の研究者として過ごしました。
そのため、収入は無く、実家の酒造業を継いだ弟や親族に、留学費用や研究費をたかっていました。
自分の研究に情熱を燃やし、常人では考えられないほどの行動力で数々の研究成果を遺した、非常にアクティブなニートと言えます。
まとめ
ニートだった偉人を5人紹介しました。
ニートであっても、後に成功者として名を残すかもしれません。
諦めずに、自分の興味のある分野に情熱を燃やすことが大切です。