ニートであった時期を経て就職活動を始めた人にとって、初めのうちは組織の中で働くことのハードルが高く感じられるかもしれません。
心では仕事をしたい、働きたい、と思っていても中々どんな仕事が自分にできるのか分からなくて悩んでいる方も多いと思います。
ここでは、ニートからの就職でおすすめの仕事や職種を、仕事の探し方と一緒に考えてみましょう。
目次
ニートにおすすめの仕事、ニートでも働ける職種は?
まずはニートでも働ける職種やおすすめの仕事を紹介します。
内容が複雑すぎない仕事を探そう
ニートであった期間や理由は本当に皆さまざまでしょう。
就職をした場合に求められるのは、まず人に、その仕事場の空間に、そして通勤に慣れること。
そうしながら仕事を覚えていくのですから、大変に感じる人もいるかもしれません。
こう考えると、
・電話の応対が求められる
・パソコンの高い技術が求められる
・来客が多く、お茶出しやそのための資料づくり業務に頻繁に追われる
など、業務が多岐に及び複雑な仕事はハードルが高いといえそうです。
仕事がルール化されていて、対人要素が少ない職種がおすすめ
ニートからの就活におすすめの職種は、例えば、倉庫での梱包・値付け作業、工場のラインでの菓子やパンなどの製造業務です。
なぜなら、仕事の内容がある程度ルール化されている上に、対人の要素が比較的少ないので、体力に自信のある方であれば、問題なくこなせるからです。
また、もう少し対人の要素があっても苦にならないようであれば、ガソリンスタンドでの仕事や、小包などの宅配業務もおすすめできます。
あなたが女性であって、人との関わりに対するプレッシャーが強い場合には、旅館やホテルでのベッドメイキングや清掃の仕事も良いでしょう。
これらは、常に求人が多い職種です。
早起きの多い仕事ですが、仕事をはじめて2週目くらいには身体が慣れてきます。
逆に、人と関わる仕事としては、パソコンのスキルを活かした事務の仕事や、地域で長く続く個人病院の受付、スーパーのレジ業務などが常に募集が多い仕事です。
大切にしてほしいことは、自分ができそうかどうかを心の中で質問してみることです。
他の人と比べることも、時代の流行りを気にすることもまったく必要ありません。
地域で長く続いている職場には利点がある
仕事の種類は多くある中で、ニートからの就活で選ぶ時に安心感があるのは、地域で長く続いている職場です。
仕事は一人ではできません。必ず顧客というものあって成り立ちます。
地域に長くある職場には、長くそこに通う取引先や、お客さんがいるということです。
そういう方々とのやり取りを通じて、その職場には構築されたシステム、つまり決まった仕事のやり方があります。
すでに根付いたルールを覚えることは、オープン間もないまったくの新しい仕事場で、同僚とコミュニケーションをとりながら仕事のやり方を作り出していくよりはずっと楽でしょう。
ニートの仕事の探し方はたくさんある
まずは、就活を始めた自分を褒めてあげてください。
そして、自分の性格や体力、強みは何かにこの就活の機会に向き合ってみてください。
自分の強みが分かったら、求人を探しましょう。
街へ出て、店舗に貼られた求人を見て歩くのも、働く現場の雰囲気が同時に分かるので良い方法です。
駅の構内や大型ショッピングモールの出入り口には、無料の求人冊子が置かれていることもあります。
ハローワークに行くと、政府が支援していて無料で受けられる職業訓練など、若者就職支援の情報が得られます。
また、新聞の折り込みチラシは、各新聞社に折り込みで広告を挟むことを許可され、長年続いてきた信頼度の高い求人情報です。
しかし、一番おすすめな方法はインターネットによる求人サイトで探す方法です。
ネットで求人を探す場合、外に出る必要もありませんし、一度に見れる求人の数が他の方法と比べて多いので効率もかなり良いです。
ネットの求人サイトは無料で使えるところがほとんどなので、まずは気軽な気持ちで求人を覗いてみましょう。
苦しい期間を乗り越えたあなたなら大丈夫
ニートの時期には、家の外で働くこと以上に、苦しい気持ちと向き合ってきた人がおそらくほとんどだと思います。
人によっては、とても長い期間、その重圧と戦ってきたという場合もあることでしょう。
ですから、大丈夫です。
その時期を過ごしてきて、仕事をしようと決めたあなたなのですから、きっとあなたに合った仕事にたどり着けます。