ニートを脱出して働かなければならないと思っていても、どこか危機感が欠如していて重い腰が上がらないニートは多くいるでしょう。
ニート歴が長くなればなるほど、働かない生活に慣れてしまい、危機感を持つことが難しくなります。
そして、お金が無くなって、働かざるを得なくなった時、どこにも働く場所がなく、困窮してしまいます。
そうならないように、危機感を持ち、ニート脱出への行動につなげましょう。
本記事では危機感を持つ方法を3つご紹介し、危機感を持った後にどう行動すればよいかを考えたいと思います。
目次
自立支援プログラムに参加する
ニートの就労を支援するプログラムは数多くあります。
就職を支援するものもあれば、就職につながる技術を身に付けるものもありますし、人との交流を中心としたものもあります。
そうしたプログラムに参加すると、ニートである今の状況がいかに不安定で、危なっかしいものであるかを職員の方が丹念に説明してくれます。
特におすすめなのが、同じ境遇にある人たちが集まって会話をすることを目的としたプログラムです。
なぜおすすめかというと、ニートを客観的に見ることができるからです。
他のニートの人たちの見た目や話し方、考え方を直接見ることで、ニートでいることはまずいと思うことでしょう。
また、その場に参加するということは、あなた自身もそのニートたちと同レベルの存在であるということなのです。
人の振り見て我が振り直せ、ということです。
同級生の現在を確認する
小中高の同級生たちが今何をしているのか確認すると、ニートをしている自分とのギャップに気付き、危機感を得ることができます。
同級生の友達がいればすぐに確認することができますが、ニートでは友人がいないことも考えられます。
そういった場合は、ネットで検索してみましょう。
Facebookやツイッター、インスタグラムなどが引っかかってくると思います。
同級生が楽しそうに働いていたり、家庭を持っていたりする姿を見れば、何もしていないニートは焦りや危機感を覚えるでしょう。
十年後、二十年後を想像する
多くのニートが親の収入を頼りにしていると思います。
その収入はいつまで持つでしょうか?
十年後、二十年後も同じ状況ではありません。
親が定年退職すれば収入はガクンと減って生活水準が低下するかもしれません。
既に年金生活をしてる年齢であれば、両親が亡くなってしまうかもしれません。
状況が変わった時に急に働こうと思っても、雇ってくれる企業はありません。
高齢ニートには正社員はもちろんのこと、バイトの道すら閉ざされています。
収入を得る手段がありませんので、貯金があったとしてもどんどん目減りして、やがて底をついてしまいます。
生活保護を受ければよいと考えているかもしれませんが、国の財政が逼迫している現在、生活保護の審査はどんどん厳しくなり、働く体力のあるニートには受ける資格がないかもしれません。
といったように、将来の事をどんどん悪い方向で想像してみましょう。
ニート脱出を先延ばしにすればするほど、状況が悪化していくことを理解できると思います。
危機感を持ったら、すぐに働くための準備を!
危機感を持ったら、すぐにニートを脱出するための行動を取りましょう。
とはいえ、自分一人では何をしてよいか分からないと思います。
ですので、ニートへのサポートが充実している、ハローワークや若者サポートステーション、ジョブカフェなどに行って、相談員にありのままを話してみましょう。
相談員はニートとの対話に慣れていますので、安心して話すことができます。
相談員のアドバイスの元、求人への応募や、職業技術の学習といった就職への具体的行動に移りましょう。
まとめ
危機感が無いと、ニートからの脱出はなかなか難しいです。
ご紹介した3つの方法ならば、少なからず危機感を覚えることができると思います。
危機感を持ったら、行動を起こすチャンスです。
思い立ったが吉日です。
すぐにニート脱出するための行動を取りましょう。