私は48歳男性でほぼ無職で、たまにアルバイトをする程度でしたが、遅れのある子供の福祉施設に生活支援員として、最初はアルバイトで入って働いていました。
その1年後、正規の職員として採用されましたので、ここではアルバイトから正規職員になるまでのお話をしたいと思います。
具体的な仕事内容や向いてる方の特徴なども書いているので、福祉施設の職員として働くことに興味がある方はどうぞご覧ください。
目次
48歳無職からパソコンを教えるために福祉法人のアルバイトを始める
知的に遅れている子供の場合はエクセル、ワードなどのソフトウェアもそうですが、普通にパソコンを使ったりするのに結構苦労されています。
スマホなどの直観的に使える物の方は向いているらしいのですが、スマホを持ってソーシャルメディアなどに登録して、なにかトラブルに巻き込まれると困るので、ガラケーなどを持たせていることが多いと関係者から聞きました。
そのため、そのようなパソコン関係の事を教えられないかと、ハローワークで介助の仕事を探して、紹介された先の福祉法人にアルバイトで入りました。
ペーパードライバーだったので送迎は任せられないとのことで、様々な日中のレクリエーションや野外活動、食事の介助と記録の記入などをしました。
日常生活に関しては、グループホームの職員の方といろいろと連携して行っています。日常の活動についてですが、園芸などはあまり手際よく出来る人が少ないので、スタッフがあれこれ準備をして、解りやすい所を利用者の方にしていただくようにしています。
手作りや日曜大工が好きな人は福祉系の仕事に向いてる!?
園芸や植物について詳しいことは他のスタッフが教えてくれますので、何かと助けててもらい出来ました。リクリエーションに関しては、様々なゲーム等をしていますが、障害の軽い方なら近所のグランドでソフトボールなどもできますので、結構、福祉の仕事の未経験者でも参加したり教えたりできる所がありました。
自分の体調を上手く訴えられない方もいますので、暑い季節などは特に、体調を崩していないかを観察したり、本人に聞いてみたりする必要があります。
スポーツなら、あとは風船を使ったバレーボールなど、体に負担にならないような事をしていますが、日中ずっと付いていないといけないこちらの負担も少なくていいです。
室内で行うさまざまな簡単なゲームもありますが、結構そこの職員さんたちがこれまでに手作りをしたものが多いです。
どこも予算に限りがありますので、色々と工夫してやっています。手作りや日曜大工が得意な人ならば、かなり必要とされる職場です。
美術や工作も興味を持ってもらうような工夫が大切
あとは、創作や美術、工作ですが、施設に基本的な道具はありますので、代々足していって使っています。はさみやのこぎりを使うときは、怪我がないように注意をしていますが、これまでほとんど怪我などの事故は無かったようです。
創作や絵画ですが、利用者の方が参加してもなかなか何かを描いたりしない時は、ひたすら待っているしかないようです。こちらとしても、絵と立体、どちらも選択できるように用意をしていますが、なかなか何かを気に入ってするようにはなっていただけない方も結構います。
今はいろいろな素材がネットから無料でダウンロードできますので、そういったイラストなども活用させていただいています。
最近は趣味で漫画を描く方では、パソコンを使う人が多いようですが、こちらの利用者の方では、クレヨンか絵の具を使う方が多いです。やはり手触りの問題でしょうか。
様々な絵の輪郭を描くのが苦手な方には、キャラクター物を活用して、中身を塗ってもらうようにすると、最初は関心が無さそうでも結構気に入って、色々とやってもらえます。
福祉施設は未経験者でも活躍できる場がある
様々な日常の業務に関わらせていただいて、一年後に正規の職員として就職できました。
特にスキルが無くても、様々な事をある程度できれば働ける職場です。
どこも人手不足ですので、ある程度、日常的なことが出来る方なら、色々と解らなかったり、出来ないことがあっても手伝ってもらえますので、働きやすい職場だと思います。