人間不信で35歳ニートだった私が両親の本音を聞き事務職に就職できた話

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当時28歳の私は会社勤めで事務の仕事をしていて、特に目立つ事もなく平穏な日々を過ごしていました。

そう、あの事件が起こるまでは。

財布泥棒の犯人に仕立て上げられ自主退職することに

ある日、会社で専務の財布が盗まれて大騒ぎになる事件がありました。

そして、同僚の仲の良い女性から思いもよらない言葉が発せられたのです。

その女性は私の事を指を指して財布を盗んだのを見たと言うのです。

私は何の事かわからずに否定しましたが、その女性が私の鞄を勝手に開けて中から何と専務の財布が出て来たのです。

もちろん本当に私は盗っていなかったので、はめれたんだと思います。

内気だった私は自分が盗ってしまったと認めてしまい、専務に謝罪をして会社を自主退職という形にして辞めました。

あんなに仲が良かったと思っていた同僚に裏切られ、会社のみんなから冷たい目で見られて、私は精神を病んでしまい部屋に引きこもる言わばニートになったのでした。

ただ無の日々、人間不信の5年のひきこもりニート生活

そして私は家の外に出る事はなくなりました。

父親も母親も私を気遣ってか何も言わずに見守ってくれました。

あの仕事場での一件から社会という組織や他人というか人が怖くなり、何もする気にもなれず常に体がダルいという状態でした。

1日の大半は何をするわけではなく、ぼーっとしたりパソコンでネットサーフィンをしたりと過ごしていました。

母親が私の部屋に朝と昼と夜の3食の食事を運んでくれて、それを食べていたので食事には困る事もありませんでした。

最初の頃は母親がドア越しに話かけてくれたりとしていましたが、ある時から一切返事も返さずにいて次第に会話もなくなりました。

寝ては起きて与えられた食事を食べて1日感情の起伏もまったくなく、なんで生きているんだろうとも思える日々でした。

それがいつの間にか5年も経っていたのです。

5年のニート生活で初めて知った両親の本音

そんな生活が5年続き、ある日の事です。

ドアの向こうでなにやら、両親が怒鳴り合っているのが聞こえてきたのです。

その内容は、私の事で両親が精神的に追い詰められてるのがわかるような話でした。

母親も父親も泣きながら怒鳴り合っているのがわかりました。

今まで私に気を遣ってか、見守りながら何一つ何も言わなかった5年間の両親の本音を聞きました。

私は心の中で自分を殴りました。

自分の事しか考えてなくて、私を抱えて両親がこんなに苦労していたなんて考えていなかった自分に物凄く腹が立ったのです。

そして、私はこんなに今まで暖かく見守ってきてくれた素敵な両親に、これ以上迷惑をかけたくないとニート生活を脱出する事を心に決めたのです。

同じ境遇者の体験談を参考にして真似てみた

しかし、0の状態の私は何からどうしていいのかがわかりませんでした。

そこで私と同じ様にニートから就職をしようとしている人の体験談などを片っ端から読ませて頂き参考にさせてもらいました。

私はそれを読んで、やはり同じ境遇の人の話は本当にタメになるんだなと思いました。

その中で、1番心に刺さった言葉がありました。

それは「駄目で当たり前であって自分が変わろうとしている事が重要なんだ」という誰かが書いていた言葉でした。

そして私は、一緒になって就職先を探してくれるからおすすめという、ハローワークに出向いて就職の相談をする事にしたのです。

私が参考にさせて頂いた方達はハローワークで仕事を探したというのが多かったです。

ハローワークはニートの人が仕事を探すのに相談に来る事例が多いらしく、職員の人も慣れているみたいです。

そしてハローワークでは職員さんが私の経歴やニートになった経緯などを親身に聞いてくれて、何日かに渡って通い一緒に仕事を探してくれました。

一生懸命探してくれた甲斐があってか、自宅から近くにある小さい簡単な事務作業の会社に就職する事が出来たのです。

まとめ

そして私は就職して3年が経ちました。

就職したばかりは、色々と気を遣ったり周りを気にしながら仕事をしていましたがある時に気付いたのです。

人は自分が思うほどこちらの事を何とも思っていないという事です。

それに気付いてからは仕事だけではなく、人生を生きやすくなったように思います。

あの時ハローワークに相談して正解だったと思います。

ニートの人の就活相談に慣れているのか、見つけてくれた就職先が私に合った職場だったからです。

私が働き始めてからは両親も明るくなり、今では笑いながら話せる仲です。

ニート生活から脱出できて本当に良かったです。

何か変えるのは難しい事ですが、少しでもこちらが動けばそれに合わせて小さくか大きくかはわかりませんが周りが動く事もあります。

勇気を持って少しずつでも動いてみてください。

何か変わるかもしれませんよ?以上が私のお話になります。

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