病気で退職後、32歳ニートだった私が運送ドライバーとして就職するまでの道のり

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私は30代から数年間に渡ってニート生活を送っていました。

元々人生に対して前向きでなく、学生時代も学校をサボってばかりいた私がニートから脱出するのはとても苦労をしました。

今回はそんな私がニート生活から抜け出して、就職に至った経緯をご紹介します。

入院をきっかけに30代で自宅療養(ニート)生活へ

私は現在34歳の男性で、ニート生活から脱出して大手運送業者のドライバーとして仕事をしています。


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私がニート生活をするようになったきっかけは、大きな病気で長い入院生活を経験したことが原因でした。

私は20代の前半にゴミの清掃会社に就職して働いていました。

しかし、毎日仕事で埃やらゴミ等にまみれていた影響で、30歳を目前にして肺の病気になってしまったのです。

病気の完治までに4ヶ月間の入院を余儀なくされ、勤めていた会社も退職することになってしまいました。

そして4ヶ月の入院生活が終わり、医者からはしばらく自宅で安静にするように言われました。

当時は実家に住んでいたこともあって、医者の指示通りに仕事もせずに毎日自宅でテレビを見たりダラダラとした生活を続けていました。

気が付いたら1年が経過していて完全なニートになっていました。

自分がニートだと自覚した途端、働かなくてはと感じ始める

自宅療養を言い訳に何もせず、ダラダラと自堕落な生活を送り続けて自分がニートになっていることを自覚した時に、それまでと違った心境になりました。

ニートだと自覚するまでは病気の療養中だから働く必要はない、これは医者のお墨付きの生活だから世間から非難されるいわれもないと思っていました。

しかし、ある時自分がニートだと自覚したことで、急に自分のしていること恥ずかしくなり働かなくてはダメだと感じ始めました。

とは言いつつも、元々がだらしなく向上心のない人間なので、間違っているとは感じながら、結局ネットでバイトの求人を探すだけで面接の応募すらしていませんでした。

しかし、あることをきっかけにニートからの脱却を余儀なくされたのです。

マンション内での噂がニート脱出のきっかけに

私がニート生活を抜け出すきっかけになったのは近所の人の目でした。

実家のマンションで暮らしていた私は平日だろうと関係なく日中に近所のコンビニに買い物に行くような生活をしていました。

それが原因でマンション内で私がニートだという噂が広がり始めたのです。

私の親はニート生活に対して厳しく言うことはありませんでした。

しかし、近所の人達がわざと自分の家の近くでその話をしたり、同じマンションに住んでいる子供達が私の家の前で大声で悪口を言い始めるようになって、その結果近所の人達は私と会っても挨拶すらしてくれなくなったのです。

その時にこのままニート生活を続けていたら、私だけでなく両親も白い目で見られてマンションに住みづらくなると思い、ニート生活をやめる決意をしました。

ポスティングのバイトから始め、大手運送業者のドライバーに就職するまで

ニート生活から抜け出すために最初に始めたのが、簡単なポスティングのアルバイトです。

本来であれば就職先を見つけるべきだったのですが、数年間も何もせずにダラダラと暮らして、まともに人と会話もしていなかったこともあり、普通の社会生活に戻るには段階を踏まないと無理だと考えアルバイトにしました。

ポスティングの仕事は自分のペースで働くことができたので、まずは1日数時間のペースで働いて体力と筋力を戻すことを目標にしました。

そのおかげで、半年もしないうちに以前就職していた頃と同じ位の体力を取り戻すことができたので、次に進むために就職のための準備を始めることに。

ポスティングのアルバイトを続けながらハローワークに通ったり友人に相談をしたりといろいろと手を尽くしました。

しかし、特別なスキルを持っていない30歳を過ぎてからの就職は難しかったです。

その時に周りの友人やハローワークの職員から言われた「年齢的に仕事が選べる立場ではないのだから、やりたい仕事ではなく自分ができる仕事の中から探しなさい」という言葉で目が覚めました。

その言葉で、この期に及んでまだ自分が甘えているということに気が付きました。

そこからは、自分が持っている運転免許を活かした仕事に就くことを決意して、現在の大手運送業者のドライバーに無事就職できたのです。

まとめ

私がニート生活で学んだことは、自分だけでなく周りの人間に甘えてはいけないということです。

ニート生活を送っている人の中には貯金や生活保護の受給で生活をしたり、親と同居して養ってもらっている人も少なくないでしょう。

しかし、そういった周囲の環境に甘えていると、自分の心にも甘えが出てしまってニートから抜け出す一歩が踏み出せません。

私は近所からの白い目で見られて、いたたまれなくなったことがきっかけですが、1度そのようなイメージをもたれてしまうと、例えまともな生活を送り始めても簡単に周囲の目は変わりません。

自分のことだけを考えるのではなく、自分の今の状況で家族や周りの人間に影響を与えるかについて考えることがニートをやめるきっかけにもなると思います。

これからニートを抜け出そうと考えている人は、まずはどんな仕事でもいいので無理なくできる仕事を見つけることです。

まずは社会に復帰することがスタートになるので、1日数時間で数万円の稼ぎにしかならなくても、そこはゴールではなく次に進むためのステップだと考えて気楽に働き始めてみてください。


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