ニートの就職体験談

タイミングはきっとくる!24歳で新卒で入った銀行を退職して団体職員に再就職できた話

投稿日:2017年10月16日 更新日:

現在無職の37歳女性です。

新卒で入った銀行をわずか1年で辞め、翌月には団体職員として再就職。

勤続7年で寿退社し、現在は子育てに専念しています。

苦労して入った銀行を辞めた経緯と、次の就職先を見つけるまでの経緯をお話させていただきます。

目次

苦労して入った銀行を1年目でギブアップ

銀行に就職する際には、内定をもらってから色々と苦労しました。

不動産評価証明書など、提出を求められた書類がたくさんあったのです。

県内に頼れる親戚がいない中、父の仕事仲間に頼みこんで渋々保証人になってもらったこともありました。

こんなに苦労して入った銀行でしたが、長く勤めることは叶いませんでした。

研修が終わるとすぐに窓口の最前線での業務が始まり、シャッターが開いてから閉まるまで、無我夢中でお客様の対応を続けました。

どこの銀行も同じだと思いますが、窓口業務担者でも、新規預金や投資信託の目標件数や金額、いわゆるノルマがありました。

本来業務の忙しさだけでなく、なかなか実績が伸びないことも私のストレスになっていきました。

詳細はお話できませんが、入社から1年経った頃に、私のミスからお客様に迷惑をかける事態が起こってしまいます。

誠意を込めて謝罪し、お客様にも職場仲間にも許してもらえたのですが、この失敗が引き金になって、仕事を続けることが難しくなってしまいました。

バスの窓から見えたハローワークへ

しばらく仕事を休んだ後、辞表を提出し受理されました。

職場に最後の挨拶に行った帰り道。

バスの窓から見えたハローワークの看板。

私は、反射的に降車ボタンを押していました。

そのころ、両親は現役で仕事をしていましたし、しばらく親のすねをかじって休養することも可能な状態ではありました。

でも、だからこそ

「今動かなければ、私は二度と働くことができないかもしれない」

「明日から引きこもりになってしまうかもしれない」

と思ったのです。

飛び込んだハローワークで、好条件の仕事の募集を見つけました。

勤務場所が家のすぐ近く。

市民に情報サービスを提供するような、公共性の高い団体です。

倒産する心配もなし、営業のノルマのようなものもなさそうです。

応募したい旨を告げると、ハローワークの職員さんには、「倍率が高いから他をあたったほうが良いのでは?」とアドバイスされました。

採用枠1名のところ、すでに60人以上の応募があったのです。

もし、いくつもの企業を回って、すべて不採用になった後だったら私も諦めたかもしれません。

でも、その時の私は失うものは何もありませんでした。

なんせ、今日辞めたばかりなのですから。

面接ではすべてを正直に話した

後日、筆記試験と面接に呼び出されました。

他にもたくさんの就職希望者が集まっています。

面接では、当然ながら、なぜ銀行を辞めたのかということをしつこく聞かれました。

思い出したくない話ではありましたが、すべて正直に話しました。

窓口で預金や投資信託の勧誘をしなければならなかったこと。

目標金額、いわゆるノルマがあり、なかなかそれを達成できなかったこと。

自分のミスからお客様に迷惑をかける事態にもなったこと。

わずか1年で前職を辞しているということが、マイナスの印象になることを恐れましたが、採用担当者はいろいろな事実を総合的に判断してくれたようです。

家から徒歩3分という近さ。

それが、会社にとっても都合が良かったのかもしれません。

交通費を支払う必要がないし、緊急時にはすぐに会社に駆けつけることができますからね。

幸運にも採用してもらえ、7年間仕事に従事しました。

市民からの問い合わせに対応したり、書類を作成して届けたり。

銀行とは違う辛さもありましたが、以前の職場よりは私に合っている仕事内容と環境でした。

再就職のタイミングは必ず訪れる

銀行から団体職員へ、すぐに再就職できた私ですが、ハローワークを訪れるのが1日ずれていたら、別な未来が待っていたと思います。

誰にでも、再就職のタイミングは必ず訪れます。

その機会を逃さず飛び込んでいけば、絶対に現状を打破することができますよ。

今は専業主婦の私も、子どもが大きくなったら、また就職口を探すつもりです。

今度は6年以上のブランクがありますが、今の私にしかできない仕事が必ず待っていると信じています。

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