新卒を辞めてから17年ぶりの正社員。39歳無職から事務の正社員に就職できるまで

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新卒で入った会社を8カ月で辞めて無職になって以来、17年程アルバイトと派遣をかけもちして生活していました。

収入は正社員並みでしたが、元々自分に自信が無いため、正社員でなければまともじゃないという考えに取りつかれて人とも話せなくなりました。

しかしアルバイトで出会った人たちに自信をもらえて就職活動をし、17年ぶりに正社員になれたのです。

新卒で就職するも8カ月で退職

専門学校に通っていた私は、最初に面接した会社を受けて就職することになりました。

学生時代もバイトをしていたので、1日8時間働くことには慣れていましたし、どんな職種でもだいたいはやれるだろうと思ったのです。

でも、それが間違いでした。

なんでもやります、という言葉は先生にも面接官にも言ってはいけなかったのです。

なんでもやります」は「なんでもやれます」という事なのです。

入社直後からものすごいノルマを与えられて2日で無理だと思ってしまいました。

たばこの煙もだめでした。

みんなと狭いテーブルを囲んでお昼を食べるのもだめでした。

セクハラもだめでした。

私は先生にも面接官にも、ノルマが無くて完全禁煙で広い食堂のある下ネタの無い職場がいいと伝えなければいけなかったのです。

なかなか仕事が見つからなくても、耐えられない部分はきちんと伝えるべきでした。

そして158㎝で40キロを切ってしまい退職してしまいました。

「能力が無い」と言われ自信が無かったフリーター生活

周りの友人もけっこうすぐに会社を辞めた人が多くてしばらくは安心していました。

バイトはハローワークで見つけたので再就職手当をもらえましたし、掛け持ちしていたので正社員の頃よりも裕福でした。

しかし友人と違うのは、正社員でなければまともではないという私の考えでした。

正社員ではないので同窓会にも飲み会にも行きませんでした。

1年で1円も交際費に使わない時もありました。

携帯が必要なくなり解約したこともありました。

フリーター生活はどんどん自分の首を絞めていきました。

また、バイト先の人には「能力が無い」という事を毎日言われていたので自信も無くなっていきました。

そんなある日、バイト先で売り場が変わり、今まで話したことがない方たちと働くことになりました。

その人たちは私の仕事を褒めてくれて、正社員にチャレンジすればいいのにと言ってくれました。

その言葉は今でも力になっています。

そしてバイト先が無くなることがきっかけで正社員を目指すことにしました。

自信をもらって就職活動し、事務の正社員が決まったものの…

バイト先が無くなって3か月目、あっさりと事務の正社員が決まりました。

ある程度歳をとっている人が欲しかったそうです。

新卒ばかりが求められると思っていたのですが、そうではなかったようです。

また、前のバイト先が無くなるまで働いていたというのがよかったそうです。

この時点で15年ぶりの正社員です。

しかし2年後、誰もがすぐに辞めてしまう部署に異動になり私も辞めてしまいました。

新卒の子が事務をやりたいらしく、私が事務から飛ばされたという形になります。

たくさんの人が正社員になれると言ってくれた

せっかく正社員になれたのに辞めてしまい、無職の日々が始まりました。

この時体調を崩していましたし、異動後の仕事のせいで両腕がひどい筋肉痛になっていたので外出もままなりませんでした。

39歳になっていましたが、バイト時代にいろんな方が正社員でもやっていけると言ってくれていたので、それを支えに養生していました。

そして今度は思い切って、今までで一番待遇の良さそうな仕事を探しました。

自分にはこれくらいの仕事がいいだろう、というのは止めたのです。

仕事内容は自分でもどうにかできそうで、でも給料や福利厚生は少し良い、そんな会社を探してダメ元で面接を受けました。

そしてまた前と同じ事務の正社員として内定をもらえたのです。

まとめ

いつか就職できるかもしれないと、色々取った資格は就職活動では全く役に立ちませんでしたし、履歴書に書くのも大変なので次第に書かなくなりました。

それでも自分に自信をくれたのは確かです。

また、自分の能力肯定してくれる人がネットでもリアルでも周りに居れば本当に心強いです。

年齢はネックになってきますが、それでも今よりよくなることを信じて動くのが大事だと思います。

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