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社会保険労務士に興味を持っているニートの方も多いと思います。
実際、私もニート時代に社会保険労務士についてよく調べました。
ここでは社会保険労務士の仕事、資格の取り方、どんな仕事があるのかをご紹介します。
社会保険労務士とは
社会保険労務士とは、労働や社会保障に関する法律のスペシャリストです。
労働環境の乱れが叫ばれる現代において、今後ますます必要とされる職業です。
主な仕事は下記の4つです。
・労働社会保険の手続
・労務管理の相談指導
・年金相談
・紛争解決手続代理
労働社会保険の手続では、社会保険の加入手続きや社内の賃金台帳の作成、労働契約や就業規則の作成など、どの会社でも必要となる書類の作成を行います。
労務管理の相談指導では、労働関係の法律のスペシャリストですので、法律に基づいた人事、賃金、労働時間の相談指導を行うことができます。
年金相談では、複雑でわかりにくい年金制度について相談を受け、手続の代行を行うことができます。
紛争解決手続代理では、個別労働関係紛争において相談や手続きは元より、代理人として意見陳述、相手方との和解交渉及び締結まで行うことができます。
社会保険労務士の資格を取るには
まず、受験資格を知りましょう。
・大学卒業者、又は大学において62単位以上を修得済みの者
・短期大学、高等専門学校を卒業した者
・修業年限が2年以上、かつ総授業時間数が1,700時間以上の専修学校の専門課程を修了した者
高校卒業では受験できませんので、注意しましょう。
試験は年に一回8月ごろに行われています。
全問マークシート方式で、選択式と五肢択一式があります。
科目は労働法令や社会保障法令、労働、社会保険に関する一般常識などがあります。
合格率は、5%前後であり、難関資格と言えます。
科目ごとに足切り基準があるため、総得点が高くても一部が低ければ不合格となりますので、合格率が低くなっています。
合格までの勉強時間はおよそ800~1,000時間と言われています。
難関資格の中では決して多い時間ではありませんが、年によって難易度が大きく変更しますし、足きり基準が厳しいので、一発での合格はなかなか難しいのが現状です。
社会保険労務士がつける仕事は?
社会保険労務士の資格を取ったら、3つの選択肢があります。
1つ目は、独立開業です。
開業社会保険労務士の年収は450万~3,000万円と言われており、魅力的ではあります。
しかし、ニートからいきなり独立開業は非現実的です。
企業との顧問契約を結ぶ必要があるので、コネが大事になりますし、実務経験がなければ事務所の運営は難しいでしょう。
2つ目は、社会保険労務士事務所への就職です。
社会保険労務士の先輩が必ずいる場所ですから、経験を積むには一番の選択です。
年収は400~600万円と言われており、安定しています。
3つ目は、一般企業への就職です。
企業内で社会保険労務士として知識を活かして働きます。
難関資格がある分、周囲の社員よりも優遇されます。
しかし、経験の無さからなかなか就職できないことも予想されます。
資格取得後のルートとしては、社会保険労務士事務所に入り、しっかりと実務経験を積んだ後に、独立か一般企業への就職に進むことが一般的です。
まとめ
労働や社会保障関係のスペシャリストである社会保険労務士は、今後も需要の高い職業です。
受験資格さえあれば、何度でも受験できますので、社会保険労務士を目指したい気持ちが強いならば、ぜひチャレンジしてみてください。
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