ニートの期間がずるずると伸びてしまい、社会へ飛び出す勇気が出ないという人もいるのではないでしょうか。
ニート時代が長い人からすると、社会復帰という言葉に不安な印象を抱く人も居ると思います。
少し前向きにその社会復帰というものを考えることが出来るように、ニートになった原因や解決方法に着目してみましょう。
目次
1. ニートになった原因を考えてみる
ニート生活を送り出して日が長いという方も、ニートになったキッカケというものがあると思います。
会社での出来事、私生活での出来事など、これは人それぞれだと思います。
そのトラウマなどから、一歩先へ進めず、今をジタバタともがいている人も多いでしょう。
その原因となるものは「過去だから」という言葉で片付けられがちですが、自分を知る良いキッカケにもなります。
何故なら、原因が分かっているのであれば、解決方法も導き出せるからです。
2. そのトラウマに障らない職場探しをする
先を見据えるならば、そのトラウマを再現してしまうような環境には二度と身を置きたくないですよね。
例えば、会社で電話業務がトラウマだという人であれば電話を取ることのない環境の職場に就きさえすれば、もうそのトラウマは再現されません。
新しいストレスや悩み事が生まれるとは思いますが、新たな環境に身を置くことで、自分で解決方法を一つ実行出来たという自信が付いた状態にはなっています。
周りが以前していた職種を勧めてきたとしても、自分のトラウマに障るか障らないかで判断することが大切です。
「もう傷つきたくない、だけど社会復帰をしたい」という自分の心に、正直に取り合っても良いのです。
自分の人生を少しずつ切り開いていくことで、出来なかったことより、出来るようになったことが増えていきます。
自分に自信を付けてあげるという意味合いも込めて、トラウマに障らない職場探しをするということは、自分に優しい方法だと思います。
3. 療養中で焦っている人へ
精神疾患や身体の不調でニート同様の生活をしている、という人は、まず治すことに専念して下さい。
「周りに置いていかれる」という思いで焦って働いても、「すぐに辞めてしまった」「体調がもっと悪くなってしまった」などのトラウマを増やす結果となってしまう可能性が高いです。
心身ともに健康な状態になるまで、自分を労わる期間も大切です。
どうしても焦ってしまうという人は、働いていないからこそ出来ることを今のうちにやっておくと、心も少しは軽くなるかと思います。
4. あなたにニートであってほしいと思う人が今の生活を送るよう加担をしている可能性もある
ニート生活を、以前の貯蓄で過ごしている人も居るとは思いますが、そうではなく、親などが自分の生活費を支払っているケースについてのお話をします。
親の役目として、子どもを自立させることが挙げられます。
しかし、自分が寂しいあまりに、子どもを過保護に育て、自分から離れられないようにお小遣いをあげたりと、子どもへ金銭面での支援を欠かさない親も居ます。
一見優しい親のように思えますが、これは親の一方的な甘えでもあるのです。
何故なら、親というものは子どもより先に死んでしまう生き物です。
自立出来ていないままの子どもは、親が死んでしまった後、どのように生活するのでしょうか。
自分の人生というものの責任や権利が自分自身にしかないことを理解し、親から徐々に離れていくことが、ニートを脱する一歩である人も居ます。
「親に甘えている自分」ではなく「親が自分を甘えさせている」ケースもあるのです。
このような環境にあると気付いた人は、今まで自分ばかり責めていたのではないでしょうか。
本来、自分の頭で冷静に考え、行動に移せば、自分の人生というものを歩き出せる人です。自信を持って、一歩踏み出してみて下さい。
まとめ
社会復帰というものは、不安もありますが、自分を成長させてくれるメリットも持ち合わせています。
新たな自分を発見したり、信頼のおける同僚や上司とめぐり会える可能性もあります。
以前受けたトラウマも、長所となる武器に変えることが出来ます。
この記事が、ニート生活を抜け出して一歩踏み出そうと思っている人の参考になれば、嬉しいです。