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新卒カードは既卒と比べてどれくらい就活で有利?新卒だからこそ入りやすい職種5選

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新卒カードということばがありますが、就職活動において新卒は圧倒的に有利だと言われています。

当記事ではその理由を中心に、既卒と比較しながら説明しています。

目次

新卒カードとは?

新卒カードとは、就職市場において新卒に優位性があることを示すことばです。新卒のプラチナチケットと呼ばれることもあります。既卒と比べて、新卒は就職活動においてさまざまな面から優遇されているというわけです。

h2 新卒カードはどれくらい就職で有利なのか?既卒との比較

既卒と比べると新卒は有利といっても、具体的にどのような面において有利なのかについて疑問を持つ人も少なくないのではないでしょうか?その優位性について以下、3つに分けて説明します。

新卒は有名な大企業への就職に有利

新卒は有名な大企業への就職に圧倒的に優位性があります。というのは、有名な大企業の多くは新卒一括採用を行っているからです。それらの企業は福利厚生が充実しており給与も高いことから離職率が低く、そもそも中途採用をする必要性がほとんどありません。ですから、中途採用は仮に行っていたとしても狭き門であり、新卒の方が圧倒的に入社しやすいのです。

一方、既卒になると、新卒一括採用の求人には入社したくてもエントリーさえできません。不定期で行われている中途採用を待つしかないという局面に立たされます。

新卒は会社に溶け込みやすい

新卒は採用試験においては人柄やポテンシャルを中心に評価されます。入社後も充実した研修が行われ、無理なく会社に馴染むことができやすいことも利点といえるでしょう。

その反面、既卒はよほどのスキルや経験がなければ採用されにくいですし、新卒ほど充実した研修が行われることは稀です。年齢の面から年下の上司の下で働くことにストレスを感じる人も中にはいるようです。

新卒は就活情報を得やすい

新卒の場合、大学などで就職活動に関する情報を得やるいという面でも優位性があるといえるでしょう。新卒は横並びで就職活動がはじまります。そこでは、大学の同級生やサークルやの先輩から就職活動に関する情報を得られる場面が自然と増えます。

また、大学によっては企業説明会や学内での就職セミナーを頻繁に開催しているところもあります。そういった場では最新の就活情報が得られるとともに、困ったことがあった場合、就活のコンサルタントが相談に乗ってくれます。いろいろな意味で心強いといえるでしょう。

インターンシップに参加したり、OB OG 訪問をしたりする機会が得られるのも新卒の利点であるかもしれません。それらの場面でも貴重なアドバイスを受けることができたという声も多く聞かれるからです。

一方、既卒の場合、 就職活動はどうしても孤独になってしまうことが多いようです。中途採用に関する情報は集まりにくいですし、いざ困ったことが生じても相談に乗ってくれる相談相手が少なくなるという実情があります。

新卒カードの使い方

新卒カードは基本的には一生に一度しか切れない貴重なカードです。実際のところ、上記したように、新卒ならではのメリットがたくさんあったりします。

新卒カードの有効な使い方ですが、もし入社したい企業が特に決まっていない場合、新卒一括採用を行っている有名な大企業にはぜひエントリーしておきたいものです。

それらの企業は給与の面でも福利厚生の面でも概して充実しており、将来設計を立てる上でも何かと有利に働くからです。仮に中途採用枠があったとしても、高倍率で狭き門であることが多いです。入社するなら新卒時に限ります。

新卒だからこそ入りやすい業界、職種5選

歴史がある有名な大企業に多いのですが、会社の中には中途採用をほとんど行っていないような企業もあります。それらの会社は業績が安定していて離職率も低いことが多いです。

では、具体的には一体どのような業界、業種において、新卒を中心に採用を行っているのでしょうか?業種別にいくつか紹介します。

銀行業

大垣共立銀行、四国銀行、京都銀行、秋田銀行、りそなホールディングス、みずほフィナンシャルグループなど

電気・ガス業

四国電力、 中部電力、関西電力、東京ガスなど、大阪ガスなど。

情報・通信業

アルファシステムズ、日立システムズなど。

陸運業

小田急、日本通運など

保険業

東京海上ホールディングス、明治安田生命保険など。

全体として長い歴史を刻んできた大手企業が中心で、特に銀行業はほとんどが新卒一括採用という特徴があります。

業種の傾向については一概にはいえませんが、会社の基幹的業務に携わる総合職として採用されるのは新卒が中心です。

会社側は将来の幹部候補生として位置付けている面もあるのでしょう。

新卒カードを捨てたらどうなる?既卒としての就活

もし新卒カードを捨てて既卒の立場で就職活動を行う場合、一体どのようになるのでしょうか?

その答えを端的に述べるなら、「採用のハードルは上がってしまう」と言わざるをえません。実力主義がうたわれながらも、日本においては新卒一括採用がまだまだ主流ですし、よほどのスキルや知識を持ち合わせていない限り、新卒を優先的に採用したい企業が多くを占めるのが現実だからです。

その理由としては、新卒の場合、純粋培養で会社の方針に沿ってまっすぐ成長する人材を養成しやすいという理由がまず挙げられます また社員の年齢構成比においても若年層を採用することで社内に活気が生まれやすいという風にも考えられていることも要因のひとつでしょう。

そういったことからも、会社側からの既卒への風当たりはまだまだ強いのが現実的なところです。既卒は正社員としての職歴がない状態であるため、 即戦力としても期待しにくく、かといって新卒ほど若くもないということから扱いにくいポジションだと評価されやすいのです。

古い体質の会社は特にそうですが、日本の会社では、アルバイトは職歴としてなかなか認めてくれません。正社員として働いていない期間が長い人に対して厳しく評価する風潮がまだまだ根強く残っているのです。

そういったことからも、既卒者への面接は「どうして既卒になったのか?」「新卒のときは一体何をしていたのか?」など厳しい質問をされがちです。

とはいえ、既卒であっても、会社に利益をもたらすと考えられる魅力のある人材については積極的に採用したいと思うものです。

ですから、既卒は採用してみたいと思わせるだけの知識や技能を日頃から身につけておくことが重要といえるでしょう。即戦力としてどれだけ使える人材なのかということを示すことで採用は近づくはずです。

なお、面接においては、既卒になった理由について隠したり、いろいろ言い訳をしたりするのはあまり得策とはいえません。新卒時に就職できなかったことに対して一定の反省姿勢を示しつつ、今後に向けて前向きな姿勢でビジョンを述べるとよいでしょう。

まとめ

新卒カードは日本の就職市場において、大きな武器になります。既卒と比べると、有名な大企業に入社できる確率は圧倒的に高いですし、入社後についても研修制度が充実しているなど、いろいろな面で優遇されるからです。

銀行をはじめ新卒一括採用が中心でなされている業界においては、中途採用がほとんどなされていないため、新卒のときに入社することに越したことはありません。また、就活に関する情報収集や待遇などについても新卒は優位性があります。ですから、新卒で就活をしている人は、そのメリットを念頭に、大切に新卒カードを使うことをおすすめします。

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