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現在働いている方には、高卒の方もいれば、大卒の方もいます。
世間の噂では大卒の方が就職や転職が有利だと言われていますが、果たして本当なのでしょうか。
実際、働いていて高卒の人も多く、しっかり働いている人も多いです。
では、なぜ大卒が有利なように思えるかと言いますと、企業によっては大卒を条件にしている企業があり、一時期はこの条件を提示する企業が多く、大学を卒業していないと無理なの?と言ったイメージが強く蔓延しました。
しかし、現在は学歴を重視する会社は少なく、むしろ人間性を見る会社が多くなりつつあります。
そこで今回は高卒の方にピックアップして就職や転職が大卒の方と比べてどうなのかをまとめましたので、ぜひ参考にしていただけましたら幸いです。
ただ、高卒でも不利なわけではありません。
高卒が不利と思える主な理由3つ
就職する時にどうして見てしまうのは高卒か大卒かですが、これは変えることできないプロフィールであり、ここを変えると経歴詐称になります。
では、なぜこのことから高卒が不利と思われるかと言いますと、(A)初任給の給料に差がある、(B)採用条件を大卒にしている、(C)内定のもらいやすさに差がある、などの要因があります。
(A) 初任給の給料に差がある
採用条件などには明確に記載されているので、就職する際にここの部分は一番目に就きます。
では、なぜ差がつくかと言いますと、高校卒業時と大学卒業時での明確な違いとしては専門的なことを学んでいるかどうかです。
大学に行く人は自分が学びたいことを学びに大学に行くので、専門的な分野の知識を高卒の方より持っていると考えられているために給料に差が出ます。
また、大学に行かれる方のほとんどが奨学金を借りているケースが多いのでそれを返すために高卒の方より多く設定しないと手取りに差が出るので、多く設定しているのではという噂もありました。
実際、奨学金の返済分を差し引くと高卒の方の手取りと並ぶもしくは減る方もいらっしゃいます。
しかし、あくまでこれは初任給の話です。
働いてからは昇給などもあり、高卒の方が大卒の方の基本給を抜くケースも最近では多く、初任給で不利なのは最初だけです。
むしろ、働いていると大卒なのにといったプレッシャーをかけられることもあり、大卒だから有利ということはありません。
(B) 採用条件を大卒にしている
一時期はこの設定にしている会社が多くありました。
しかし、近年はこの条件を外す会社も増えてきています。
ではなぜ今までこの条件を設定していたかと言いますと、大学の数が増えて世に大卒の方があふれ出していたということもあります。
また、専門的な仕事になると専門的な分野を学んできた人が欲しいといった流れになっていたので、大卒を条件にしていました。
さらに言いますと、その頃の会社の社長のほとんどが大卒の方が多かったので、勝手に大卒でないといけないという風潮を生みだしていました。
そのために高卒の方の就職先が狭い時期があり、大卒が有利と言った見方がありましたが、現在は即戦力と思って大卒の方を採用しても即戦力にならないケースが多く、しっかりイチから育てることに重きを置いているので高卒でも幅広くなりました。
むしろ、教えるなら頭が柔らかく変なプライドを持っていない高卒の方が良いという話も出てきています。
(C) 内定のもらいやすさに差がある
これは面接官が大卒と高卒で差別していることからそんな感じで受け止めてしまっています。
要は表面でしか採用していない企業は大卒を選ぶ可能性が高いです。
また、最後の最後まで選考に迷った場合は、学歴で比べられて大卒を選ぶといった傾向が強いです。
大学生の目線と、高校生の目線では見てきている世界が違うので、面接などで差が出るのは当然です。
しかし、だからといって高卒が不利かというとそうでもありません。
ここでは知識で差を争っても勝てませんが、純粋さでは高校生が上なので、高校生がアピールすべき点は知識ではなく素直さです。
大学生は聞いてなくても知識をアピールするので、そこで対抗しても意味がありません。
最近では育成に力を入れている企業が多く、そういった企業は素直さを求めます。
高校生にも十分にチャンスはあります。
内定のもらいやすさといった点では条件などもありまだまだ大卒の方が職種の幅が広いので、受ける数からして差が出るので内定にも自然と差が出ます。
ただ、最終的に学歴で判断するような会社に行くよりは人で選んでいただける企業の方が働きがいがあると思いますので、高卒の方の方がブラック企業を回避している可能性が高いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
まだまだ日本では学歴で採用を判断してしまう傾向が強いです。
それは社会に出てからも肩書で相手を見る方が多いのでそうなってしまうのであります。
しかし、最近では肩書関係なく見る人も増えていてそれによって採用も学歴を重視しなくなってきています。
職種の幅や給料の違いでは不利はまだありますが、いずれは学歴があまり影響しなくなる可能性も高いです。