既卒からの就活を成功させるための方法全まとめ!

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既卒とは?

既卒とは大学や短大ほか学校を卒業後、就職をしなかった人のことを指します。

ちなみに、学校を卒業して3年以内の人は平成22年から新卒扱いになったので、既卒の厳密な定義はそれ以上の時間が経過している人ということになります。

なお、第2新卒とは新卒で就職したものの短期間で辞めた人のことを指します。

既卒からの就活の実態、現実

一般的に既卒からの就活は厳しいといわれています。2018年に行われたマイナビの調査によると、既卒者で正社員に内定した人は45%にとどまりました。新卒の80%以上が正社員に内定する数字と比べるとやはり低い数字だといえます。


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既卒が就活で不利になる理由と対策

実際のところ、既卒は新卒と比べて就活が不利になる場面が多いです。その主たる理由は日本では大企業を中心に新卒一括採用が主流であるからです。既卒の場合、仮に入りたい会社があっても、そもそもエントリーすらできないケースもあることが少なくないのです。

大企業のなかにも中途採用を不定期に開催している会社もありますが、高倍率で狭き門であることがほとんどです。また既卒の応募者に実力があったとしても会社の方針として、新卒の若手を優先的に採用しようという会社もあります。

また、既卒が就職に不利な理由として、新卒時にどこにも採用されなかった魅力のない人材なのではないかなどという懸念を持たれやすいことにもあります。そのマイナスイメージを払しょくしなければなかなか採用に至らないのが現実なのです。

既卒になると中途採用の入社試験を受けるということになります。ですからまずは中途採用の募集を日頃からこまめにチェックしておくことが求められます。面接では企業分析をしっかりとした上で学校を卒業してから今までどのようなことに取り組み学び得たことをどのように会社に貢献できるのかについてしっかりとアピールするようにしましょう。

既卒の就活の流れ

既卒の就活は新卒と比べて情報が少なく、一体何から始めていいのかわからない人も多いのではないでしょうか?既卒が就職をうまく進めるためのステップを5つに分けて説明します。

エントリーする会社探し

既卒になったらまずは現状分析をしましょう。どのような業種で働きたいのかを考えて、まずはエントリーする企業を探すことからはじめます。ハローワーク、求人サイト、就職エージェント、企業ホームページなどで求人情報を集めるとよいでしょう。もしイメージを湧かない場合は合同企業説明会などに参加してみることもおすすめです。

新卒と違って既卒は孤立しがちになるため、できるだけ相談できる人をたくさん見つけることが就活を乗り切るためのポイントです。

書類と面接対策をする

既卒は中途採用の入社試験を受けるわけですが、主に履歴書で1次選考が行われ2次選考として面接が設けられていることが多いです。面接は少ないところでは1回、大手企業になると5回以上に及ぶこともあります。

エントリーする会社を決めたら、会社ホームページをしっかり閲覧して企業分析を行い、履歴書等の準備をはじめます。面接では既卒になった理由については必ずといっていいほど聞かれるので受け答えの練習をしっかり行っておきましょう。

既卒からの就職活動の方法

既卒の就活において有効に使える主な就活媒体についていくつかまとめます。

ハローワーク

ハローワークは全国各地にある公共サービスで、特に地元で就職をしたい人に便利です。求職者申し込みをしたらハローワークのサービスを活用できるようになります。分からないことなどあればハローワークのスタッフが相談に乗ってくれます。

会社ホームページから応募

各企業は、今すぐに人材が必要な場合は求人サイトに求人を出します。ただそうでない場合は、会社ホームページのみで募集をかけるときがあります。そのような求人は競争倍率が低く採用のハードルが下がる場合があるのでねらい目です。

求人サイト

求人サイトはパソコンやスマホを使って、数多くの求人を閲覧したりエントリーしたりすることができます。複数の求人サイトに登録して、できるだけ多くの情報を集めるようにしましょう。

就職エージェント

就職エージェントに登録すると、非公開求人も紹介してくれます。また、履歴書の書き方はじめコーディネーターがいろいろ相談に乗ってくれる利点もあります。

既卒の履歴書の書き方

既卒の履歴書の書き方についていくつか注意点をまとめてみます。

学歴・職歴

既卒の場合、新卒の就活の履歴書とは違って基本的には高校入学以降の学歴を記載します。
職歴については既卒の場合、アルバイトのみというケースが多いかと思います。アルバイト経験も評価対象となるため自己 PR 欄などを使ってうまくアピールするようにしましょう。

志望動機・自己アピールについて

企業が既卒の応募者に対して注目するのは、その会社でどれだけ働きたいかの意欲と即戦力としてどれほどスキルを持っているかです。しっかりと会社のホームページを読んで事業内容や仕事内容を理解した上で、アルバイト経験や学生生活で培ってきたことがどのように仕事に生かせるのか述べられるようにしておきましょう。なお、仕事と結びつかないことでも何かを達成したことがあればそれもアピールすることをおすすめします。

既卒の面接対策

既卒の場合、新卒の就活で行われる面接とは聞かれることが少し違っています。というのは新卒の場合 人材の伸びしろについて主に判断されるのに対し、既卒の場合は、それだけではないからです。面接では学校を卒業してから空白の時間について聞かれる傾向があるのも既卒の面接における特徴です。

例えば「どうして既卒になってしまったのか?」、「学校を卒業してから今まで何をしていたのか?」などの質問です。そういった質問に対して明確な回答をできることで悪い印象を払拭することができます。

よくありがちな既卒になった理由として、新卒時にたくさん会社を受けたものの一社も採用されなかったということがあります。その場合は、その状況を正直に話した上でその結果をふまえて今後どうしていきたいのかについて明確なビジョンを持ってのかも話すとよいでしょう。

例えば「大手企業に絞りすぎていた」、「業界について絞りすぎていた」など学び得た反省点を話すことで理解が得られることが多いです。

あるいは「資格を取得するため」、「バンド活動に専念していた」など就活自体をしていなかったから既卒になった人も中にはいるかもしれません。その場合、どうして資格取得を諦めたのかなどおそらく聞かれることでしょう。

その点については例えば「期間を決めて取り組んでいた」といったことを話すことで計画性がある人だと逆にプラスに評価されることもあります。また、「そのときの目標は断念したけれど今後は会社のために全力で働きたい」といった趣旨のことを伝えることでやる気を伝わりやすくなります。

既卒になった状況はどうしてもネガティブに捉えがちでその事実を隠してしまいたいという既卒の人も多いようです。ただ、企業の多くは既卒であっても良い人材ならば積極的に採用したいと考えているものです。

ですから、既卒になった理由をしっかり述べ、ポジティブな気持ちで今後のプランを考えていることをアピールするようにしましょう。

なお、社会人のマナーについてひととおり学んでおくことをおすすめします。新卒の場合、ある程度マナーに欠けていたとしても目をつぶってくれる面はあります。一方、既卒の場合、そうはいきません。スーツの着こなしなど身だしなみに気を付け、敬語をきちんと使えるようにしておきましょう。

既卒からの就活を成功させるためには?

既卒から就活を成功させるにはどのようなことが必要なのでしょうか?主に必要なことを3つに分けて説明します。

情報収集をしっかりと行う

既卒になると新卒ほど就職情報が多くあるわけではありません。ですから求人サイトや各企業のホームページ、ハローワークなどから求人情報を積極的に探すようにしましょう。

自己分析と面接対策

面接では既卒になった理由について厳しい質問が投げかけられることがほとんどです。 そういった質問に対して しっかりと受け答えをできるよう準備しましょう。企業分析をしっかりして培ってきたスキルや経験をどのように生かせるのか示すことで説得力を増しましょう。

既卒だからとあきらめない

既卒になったら就職ができないというイメージは世間にはまだあります。しかし企業側は単に新卒のみを採用したいと思っているわけではありません。ですから自信を最後まで持ってあきらめない姿勢を持つことが必要です。

既卒向けの就職エージェント

就職エージェント選ぶときは、既卒向けの転職エージェントかあらかじめチェックしておきましょう。既卒に特化したノウハウやアドバイザーがいる就職エージェントならベストです。ここでは数ある就職エージェントの中から以下厳選して3社紹介します。

JAIC

面接対策や履歴書の書き方、ビジネスマナーに至るまで就活の基礎からサポートしてくれる就職エージェント。ブラック企業を徹底的に除外しているので安心して仕事紹介を受けることができます。

 DYM就職

既卒をはじめ職歴がない人の就活に強みのある就職エージェント。職歴のない人でも応募できるような未経験可の求人をたくさん保有しています。

ハタラクティブ

ハタラクティブは20代で職歴がない人を中心に登録している就職エージェントです。履歴書の添削や面接の練習など個別に丁寧に行ってくれることでも定評があります。

まとめ

有名な大企業を中心に新卒一括採用が日本ではまだまだ主流なので、既卒の就職活動は一般的には厳しいとされています。ただ、自己分析と企業分析をしっかりと行い、前向きな姿勢で入社への思いをアピールすることによって既卒からの就活を成功させている人はたくさんいます。最後まであきらめない姿勢が必要です。


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