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女性の社会進出が一般的になってきた日本ですが、現場レベルではまだまだ女性が長く働くことが厳しいのも事実です。
今回は、女性が長く働ける会社の特徴をまとめ、そうした会社に迷わずたどり着くための方法をご紹介します。
女性が長く働いていける会社の特徴5つ
性差が出にくい職種である
なんといっても、男女の体力差が仕事の内容に直結しない職種であることが第一です。
例えばひとくちに土木関係の仕事といっても、重い鉄筋を扱う鉄筋工は圧倒的に力が強い男性の方に適性があります。しかし、施工管理技士や現場監督といった仕事は実はオフィスワークの方が多く、筋肉よりもコミュニケーションスキルの方が重視されるため、女性が活躍できることも多いのです。
女性は実は男性よりもマルチタスクが得意な脳の構造をしていることはご存じでしょうか。
「女だけが家事をする時代なんてもう古い!」と言って社会に飛び出した女性たちですが、その「家事」をしてきた長い歴史の中で、さまざまなことを同時に考える能力が発達してきたのもまた事実です。こうした能力が女性の社会進出を後押ししているのです。
男女の身体的な差がパフォーマンスに直結しない職種であれば、十分に女性も長く働いていけるポテンシャルがあります。
手に職をつけられる職種である
先ほどご紹介した施工管理技士や現場監督といった職業を始めとした、いわゆる「手に職」系の職種であることも女性が長く働いていくための大事なポイントとなってきます。
具体的には、
・資格取得支援制度がある
・業務内容が専門的で経験を積むほどステータスになっていく
・会社独自の業務ルールがありキャリアを重ねるほど会社が手放したくなくなる人材になれる
といった特徴があげられます。
実は、将来のことを考えすぎて仕事選びが守りに入ってしまうと、一般事務や総務といった「誰でもできる仕事」、ひいては「誰にでも代わりが務まってしまう仕事」を選びがちになるという傾向があります。
会社にとって換えがきかない人材になれるジャンルの仕事かどうかは、女性が長く働いていくための大きな要因になるのです。
男女ともに既婚率が高い
既婚率が高い会社は女性が長く働いていける会社だと判断していいでしょう。
結婚にともない会社の中では男女関係なくさまざまな事務的な手続きが発生します。既婚率が高いことは、会社そのものに結婚を受け入れる体制が整っていることを表します。
結婚生活の相談ができる先輩がいるという観点からも、仕事をしながら結婚をすることに対するハードルが下がるので、人生の選択肢を狭めることなく働いていけるでしょう。
産休・育休制度がきちんと利用されている実績がある
日本では法律によってすべての労働者に、産休をとる権利が与えられています。しかし、実務レベルで見ると、産休や育休が実際にとれるかどうかは別問題、というのが実態です。
厚生労働省が行った「平成 29年度雇用均等基本調査」によると、女性の育休の取得率は8割を超えていますが、これはあくまでも「出産後も女性が会社に残れた場合の育休取得率」に過ぎません。
( https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/71-29r/07.pdf )
内閣府男女共同参画局が平成30年11月に提出した『「第1子出産前後の女性の継続就業率」及び 出産・育児と女性の就業状況について』によると、出産前に仕事に就いていた人のうち、出産とともに退職した人と就職を継続できた人の割合はおおよそ半々となっています。
( http://wwwa.cao.go.jp/wlb/government/top/hyouka/k_45/pdf/s1.pdf )
ですから、育児休暇の利用実績とその後復職できているかどうかは女性が長く働いていくために必ずチェックするべきポイントなのです。
フレキシブル・ワークを取り入れている
フレキシブル・ワークとは、イギリスが発祥の「場所や時間にとらわれずに働ける労働制度」を指します。
例えば、最近日本でも普及しつつあるフレックスタイム制度があります。
朝の通勤ラッシュを回避するため始業時間を遅くし、その分終業時間を遅くする、という働き方をよく見かけますね。また会社側から就業時間に関して選択肢が示されている場合もあります。
他には、ジョブシェアリングがいい例でしょう。
フルタイムでひとりの従業員が働く分の業務を、パートタイマーが複数人で担当し、お給料や福利厚生などもシェアする制度です。実際に子どもを育てている女性がこの制度を利用している実績があれば、仕事と育児を両立できる職場だと言えるでしょう。
女性が長く働ける・活躍できる仕事や業界4つ
営業
意外に思われるかもしれませんが、実は営業職は女性が育児をしながら働くのに適している、という声が多い職種です。
理由は「出来高制であること」と、「時間に融通がききやすいこと」があります。
営業職の多くは出来高に応じて報酬がアップしていきます。働く時間が短くなっても、その短い時間の中で結果を残していけば、給与を維持しやすいのです。
保育士・介護士
どちらも、家事や育児の経験が仕事に直結する職種です。自分の経験がそのまま仕事に活かされ、仕事での経験が自分の生活に活きてくる点でも「いいとこ取り」である職種だと言えるでしょう。
先に紹介した営業職もそうなのですが、保育士や介護士は求人の募集がとだえない職種です。そうした職種では働き手は常に重宝される存在ですので、腰をすえて働きたいと思った時にそれを実現しやすい環境でもあります。
エンジニア
エンジニアリングの分野はまず男女の別が仕事内容に直結しません。サイト構築のノウハウがない男性よりも、ノウハウがある女性の方が重宝されます。つまり、男女関係なく、スキルや経験がものを言う職種なのです。
またエンジニア系の会社は、会社のシステムそのものが最先端であることが多いのも特徴的です。言ってしまえばパソコンさえあれば在宅で十分業務をすることが可能な職業ですから、働き方の融通がききやすく、会社もフレキシブルな働き方を取り入れやすいのです。
会社や職種を選ぶときは必ず誰かに相談して!
身近にいる働く女性に聞いてみる
会社や職種を選ぶ際、まずは身近にいる人、特に働きながら家事や育児をしている女性に話を聞いてみましょう。結婚や出産、育児を経て、仕事との関わり方がどう変わったのか、またはどう変わらなかったのかを聞くことは、自分の将来を設計していく上で大きなヒントになります。
また仕事と家庭を両立させるための苦労話などを聞いておけば、自分の将来についての選択肢を取捨選択するためのものさしにすることができます。
「自分がなにを重要視して仕事をしていきたいのか」は仕事を選んでいく過程で必ず必要になってくる視点です。
エージェントに相談する
こだわりを持って仕事を選びたいのならば、やはりその道のプロに相談することが大事です。
ひとりで求人とにらめっこしていても、会社の実態はなかなか見えてきません。プロのスタッフが実際に足を運んで取材をしてきた求人情報であれば、人生設計に沿うものかどうかを具体的に相談することができます。
またプロの目にかかれば、自分では見過ごしていた適職と出会う可能性もあります。ひとりで悩みを抱え込まず、就職エージェントと話をすることで視野を広げましょう。
女性が長く働いていくためには
女性が長く働くことは大変ですが、実現が不可能な訳ではありません。
大切なのは女性だからと自分自身が諦めてしまわないこと。スキルを磨き、制度が整った職場を厳選し、代わりのいない人材になるために努力を惜しまず、時にはひとに頼ることでその後の人生が大きく変わってきます。
けして自分を安売りせず、かけがえのない自分になって輝いていってください!