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ニートの中には、運送業界に興味を持っている人も多いのではないでしょうか。
基本的には一人での仕事ですし、コミュニケーションも最低限で問題ないので、ニートには向いている仕事といえるでしょう。
しかし、運送業界に就職するためにはどうすればよいのか、を具体的に理解しているニートは少なくないでしょう。
就職したいのに何をすればよいかわからず足踏み状態である人もいることでしょう。
そこで、本記事では、ニートが運送業に就職するための必要な知識や資格、仕事の探し方等をご紹介していきます。
運送業とは
運送業とは、運賃や手数料を受け取って人やモノを運ぶ仕事です。
人を運ぶのであればタクシーやバスの運転手、モノを運ぶのであれば長距離トラックや宅配便の運転手、ということになります。
その他にも、電車や航空機、船舶なども運送業に入りますが、ニートから電車等の運転手になるのは難しいので割愛します。
ニートが就職できる運送業は、自力で免許取得が可能な乗り物ということになります。
運送業全体として、ドライバーが不足しています。
その原因は過酷な労働環境にあります。
特にトラックドライバーは、長時間の長距離運転を強いられることも多く、問題となっていました。
体力的にかなりつらく、危険も伴いますので離職率が非常に高く、ドライバーがなかなか定着しませんでした。
近年、大手運送業者を中心にドライバーの労働環境を自主的に改善しようとする動きがあります。
ですので、今後は働きやすい労働環境へと改善していくと思われます。
運送業に必要な資格は?
運送業に必要な資格は、何を運ぶか、どの大きさの自動車を運転するのかによって変わります。
まず、タクシーの運転手に必要となるのは、普通第二種自動車免許です。
第二種自動車免許とは、事業目的で客を乗せて走るために必要な免許です。
受験資格は満21歳以上であること、第一種自動車免許を取得してから3年以上経過していること、の2点です。
バスの運転手に必要なのは、大型第二種自動車免許です。
大型第二種自動車免許も満21歳以上であることと、第一種自動車免許を取得して3年以上経過していることが条件ですが、第一種自動車免許は大型でなくても取得することが可能です。
次に、トラックや宅配便の運転手ですが、運転する自動車の大きさによっては普通自動車免許だけでも問題ない場合があります。
しかし、大型自動車免許を取得しておくに越したことはないでしょう。
なお、貨物の運送であれば、第二種でなく、第一種大型自動車免許で問題ありません。
就職前に免許を取得しておくのもよいですが、免許取得に関する費用を負担してくれる会社もありますので、よく確認しておきましょう。
運送業の待遇や条件は?
タクシー、バスの運転手は、どちらも拘束時間が比較的長い傾向にあります。
そのわりに年収はそれほど高くなく、平均年収は400万円程度ですが、タクシーの場合、固定給+歩合制であることが多いため、収入にかなりばらつきがあります。
頑張り次第では、高収入を得ることも可能です。
バスの場合は、公共交通機関としての側面が強いため、民間企業が運営していても公務員のような体制であることが多く、給与はそれほど高くありません。
トラックや宅配便の運転手に関しても、平均年収は400万円程度です。
長時間の運転に加えて、荷物の積み下ろしがありますので、体力的にはかなりつらいものがあります。
休日は会社によって違いますが、年間100日を超えることも多いので、普通のサラリーマンと変わりません。
給与に関しては、長く勤めていてもそれほど上がることがありません。
逆に言えば、最初から平均年収近く稼ぐことができるということです。
どの運送業にしても、人手不足に悩まされています。
現状の労働環境のままでは人が集まらないことはわかりきっていますので、今後、業界全体として、労働環境を改善していく流れになっていくと思われます。
まとめ
以上、運送業についてご紹介しました。
一度免許を取得してしまえば、たとえ会社を辞めてしまっても、再就職が容易な業界でもあります。
ぜひ本記事を参考にして、運送業界への就職も考えてみてください。