集団行動やコミュニケーションが苦手、それを理由にニートになってしまうと、自分は社会不適合者なのでは?と不安に思う方もいるでしょう。
そもそも社会不適合者とはどういう人なのでしょうか。
社会不適合者の仕事の見つけ方や生き方について、私なりの考えをまとめたいと思います。
目次
社会不適合者の特徴
社会不適合者の明確な定義はありませんが、おおまかに以下のような特徴のある方が社会不適合といわれています。
・コミュニケーションが苦手
・興味のないことや他人には無関心
・生真面目
・暗黙のルールが理解できない
・集団行動ができない
・人間不信
・決められたルールに疑問を持つ
・空気が読めない
簡単に言えば「みんなができることが苦手な人」「周りになじめない人」ということだと思います。
私も、社会不適合者の特徴にほとんど当てはまる人間です。
学校ではいじめられ、友達もできず、大学受験に失敗し、世間でいう普通のルートから外れてしまったと感じました。
何年もニート状態に陥り、何とかアルバイトを始めましたが、今でも人と話すのが苦痛で、周囲とかかわらずいつも一人です。
お金に余裕はありませんが、正社員になりたいという気持ちも起こりません。
私は世間一般の人から見れば社会不適合だと思います。
社会不適合者に仕事はある?
社会不適合者だと仕事でとにかく苦労しますが、お金を稼ぐためには働かなくてはいけないので、もう割り切るしかありません。
まずは自分が「苦手」なことと「得意」なことを考えてみましょう。
コミュニケーションをとるのは苦手だけど、黙々と作業できる。
事務作業はできないけど、体力には自信があるなど。
それを明確にすると、自分なりの仕事選びの基準が見えてきます。
私は人と話すのは苦痛ですが、何時間でも黙って作業できるので、ひたすらパソコンと向き合うデータ入力のバイトを選びました。
シフト制で短時間の出勤もでき、気が乗らない時は休めるという働き方が合っています。
給料が高くても、正社員のように毎日夜遅くまで拘束されるなんて考えられません。
具体的に、社会不適合者に向いてる仕事はこちらの記事で紹介しています。
偉人には社会不適合者が多い
By George Wilson – Frontispiece of The Life of the Hon. Henry Cavendish, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=7373371
歴史の偉人には、社会不適合者とされる人が結構いたようです。
例えばイギリスの科学者ヘンリー・キャベンディッシュは極度の人間嫌いで、生涯誰とも言葉を交わすことなく孤独な人生を送りました。
しかしながら、オームよりも先にオームの法則を発見したという偉大な人物でした。
今テレビで活躍している芸能人も、芸能界という特殊な世界だからこそ、生きてこられたという人も多いようです。
一般社会に馴染むのが難しくても、自分の適性を活かせる仕事で生きていくことはできます。
例えばプログラミングの知識を身につけるなど、自分の武器となるスキルを何かひとつでも身につけておくと、ひとつの会社や場所にとらわれず生きやすくなると思います。
適職が分からなければ、アルバイトから始めてもいいでしょう。
他人と同じ土俵で戦うよりも、自分に向いた場所を見つけることが大切です。
フリーターでも、それが自分に合った働き方ならそれでいいのです。
単発のバイトや棚卸し、ポスティングなどの仕事は人と接する負担が少ないです。
外に出て働くのが嫌なら、自宅でネットビジネスやデイトレを始める、フリーランスになるという手もあります。
自分がいま得意なこと、できることを活かした仕事を見つけましょう。
社会不適合者の生き方。どうすればいい?
多数派のために作られた社会で、社会不適合者はどうしても生きづらさを感じます。
しかし、学校を出て就職するという普通の生き方が、自分に合わなかっただけかもしれません。
確かに人見知りせず人間関係が上手なら、社会生活はスムーズになるでしょう。
ただコミュニケーションが苦手な人でも、社会と折り合いをつけて生きることは可能です。
社会不適合者というレッテルを自分に貼って、落ち込む必要はないということです。
そもそも「社会に適合しなければ」と頑張ってきた時点で社会性はあります。
いわゆる普通の性格ではなく普通の人生を歩んでいなくても、それは何も特別なことではなく、自分の個性であり生き方です。
社会不適合者だから夢や希望が持てないと思っていると、人生がつまらなく感じます。
それよりも、どうすれば幸せな生き方ができるかを考えたほうが、楽しい人生になるはずです。
幸いにもインターネットが普及したおかげで、社会に適合しづらい人でも生きていける手段が増えています。
なじめない環境で生きていくよりは、自分にとって心地いい環境、ストレスを感じにくい生き方を見つけましょう。
まとめ
私は人生を仕事に捧げる生き方に納得がいきません。
サービス残業、過労死、いじめ自殺、うつ病の増加、情報操作、何かが間違っていると感じます。
高校、大学と普通のレールを歩んでいたら、たぶん何の疑問もなく仕事に一生を捧げることになったでしょう。
普通の生き方に疑問を感じることができた私のニート生活は、無駄ではなかったと思います。
社会不適合者と割り切って、人と違う人生を選んでも良いのではないでしょうか。