塾講師のアルバイトは、勉強が得意な人や、受験の知識が頭に残っている大学生が働いているイメージです。
しかし、実は学歴や職歴がないフリーターやニートでも、塾講師になれる可能性は十分あります。
この記事では、ニートが塾講師になるために必要なものや、応募に便利なサイトを紹介します。
塾講師のアルバイトは、基本的に短大や大学生以上(18歳以上)であれば誰でも応募可能です。
学歴や資格はあるに越したことはないですが、必須要件ではありません。
さて、塾のアルバイトに応募が可能なのは分かりましたが、指導形態や対象とする学生、科目などは塾によって様々です。
まずは塾がどのようなシステムになっているのか把握し、自分どの分野にかかわりたいかを決めてから応募しましょう。
個別指導と集団指導があります。
個別指導とは、先生1人に対して生徒1~2人の少人数での授業になります。
集団指導とは、先生が黒板やホワイトボードを利用して授業する、いわゆる学校の授業のような形態です。
集団指導は10~20人程度の生徒を相手に行うため、個別指導よりもプレゼンスキルが求められます。
その分、時給は集団指導の方が良いです。
しかし、生徒全員が理解できるような授業の構成や指導法を考える必要があり、手間がかかります。
指導の対象は小学生、中学生、高校生、浪人生などです。
親に言われて通っている小学生、文武両道を目指し部活帰りに通う中学生、大学受験に向けて本腰を入れている高校生…など、
学年によって勉強する動機や姿勢が異なります。
指導内容は塾によって様々ですが、一般的に学校の補習や定期テスト対策を行う塾が多いです。
もちろん、中学受験など進学に向けた指導を行っている塾もあります。
小学生、中学生…国語 算数 英語 理科 社会 数学
高校生…古文・漢文 現代文 英語 文系数学 理系数学 物理 科学 生物 世界史 日本史 政治経済・公民 地理 小論文
塾講師の採用方法は、面接と筆記試験です。
筆記試験は塾にもよりますが、中学2年生から高校入試程度のレベルのようです。
希望する科目以外も、基本的な復習をしておきましょう。
また、集団指導を希望する場合、模擬授業のテストをするケースもあるようです。
面接は最も重要な試験です。
塾講師の採用学歴や資格よりも人物重視だと言われています。
子どもが好きか、話すことは好きか、人に何かを教えることが好きかなど聞かれたら、具体的な経験や能力を交えて答えられるようにしておきましょう。
塾講師は長期的に働ける人材を募集しています。
求人の中には、勉強の内容が頭に入っていて、大学卒業もまだ先なので長く続けてもらえる可能性が高いことから「大学1年生歓迎」という求人もよく見かけます。
この点においては、仕事が長続きせずニートになった人には不利な一面です。
採用側の「どうせ辞めちゃうんじゃないの」という不安を取り除くために、長期的に働きたいという思いを強くアピールしましょう。
塾講師のバイトは求人雑誌や地域の新聞などでも募集していますが、おすすめはインターネットの求人サイトの活用です。
塾バイトは他職種と違い、塾専門の求人サイトがありますので仕事が探しやすいのです。
ここでは、そのいくつかを紹介します。
塾講師ステーションは、塾講師に特化した求人サイトです。
塾講師アルバイトにおける「応募時に利用するサイト業界No.1」を獲得しています。(2016年11月)
最大の特徴は、実際に面接に行った人や働いた人の口コミ、評判、感想や、それに基づいた塾の満足度ランキングが掲載されている点です。
投稿件数も非常に多く、信憑性が高い内容になっています。
実際に私も閲覧しましたが、詳しい内容が書き込まれている投稿が多くみられ、敷居が高く、固いイメージがある塾講師のバイトの印象が和らぎました。
また、採用側もサイト内で評価されるので、しっかりした採用システムを構築しているようです。
その他にも面接や筆記試験のコツなどの情報も詳しく掲載されているので、初めての塾バイト探しには打ってつけのサイトです。
こちらのサイトも、掲載教室数1万件を超える塾講師専門の求人サイトです。
洗練された見やすいホームページで、駅や地名から素早く求人を探すことができます。
面白い機能が、「塾講師アルバイト検定」です。
「こんなときどうする?」といった問題が採用編、講師編、個別指導編、集団指導編ごとに出題されます。
出題数も多くなく、コミカルな質問もあり、気軽に検定を受けることができます。
(サイト内だけの塾講師お試し検定であり、認定を行うものではありません)
答え合わせでは、質問の意図が詳しく説明されており、検定が終わると塾講師の研修を受けた気分になります。
実際に働いた時のイメージが湧くので、一度試してみることをお勧めします。
塾講師のバイトは、「講師」という仕事であることや、採用試験に筆記試験があることから、他のバイトよりハードルが高いと感じるかもしれません。
しかし、人に何かを教えたり、人前で話したりする経験は、誰もができない貴重な経験、スキルであり、自分自身を成長させてくれるものだと思います。
まずは塾専門のサイトで情報収集をして、自分が働くイメージが出来上がったら応募してみましょう。