公務員の人気職種ランキングトップ10

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「親方日の丸」と言われる日本の公務員は安定性と待遇の良さから就職先として根強い人気があります。

経済的にも先が見通せないこの時代、民間企業ほど競争が激しくなく、潰れる心配もなく、給料もそこそこよい公務員は「楽な仕事」と揶揄されがちです。

公務員の仕事は営利の追及を目的としていません。

公僕として人々の健康、生活、財産を守るのが仕事です。

何かを開拓していく進取の精神が必要な訳ではないので、日々の決まったルーティンワークを黙々とこなす仕事が多くなります。

刺激を求めている人にとっては公務員の仕事は物足りないかもしれませんが、安定性とか堅実な人生を求めている人にはとても魅力的な仕事といえるでしょう。

公務員のメリット

公務員のメリットを大まかにまとめると大体、次のようになります。

1:潰れる心配がない

公務員の給料は全て国民の税金で賄われています。

国が潰れない限り永続的に仕事があるので、民間企業のように倒産することはありません。

2:年功序列で給料が上がっていく

営利追求団体ではないので、仕事の成果が数字で求められません。

給料も能力給や成果報酬という考え方がないので、勤続年数の長さに応じて給料もボーナスも毎年右肩上がりに上がっていきます。

3:ノルマや達成目標がない

毎月の営業目標とか新規プロジェクトを成し遂げ、短期、中長期で達成しなければならない目標という発想がないので、職場環境がギスギスしていません。

精神的にゆとりをもって仕事をすることができます。

4:福利厚生がよい

公務員の仕事全部が全部という訳でありませんが、土日、祝日はしっかり休め年休もほぼ確実に消化できます。

仕事も定時始まりの定時終わりが一般的で残業代も働いた分だけ確実にもらえる上、公務員手当てなどの各種手当ても充実しています。

公務員の人気職種ランキングトップ10

ゆっくり安定した雰囲気の中で仕事をしたい人にとっては公務員の仕事はとても理想的です。しかし、公務員といっても様々な職種や仕事があり、全てが全て「ゆっくり、のんびり」という訳ではなく、中には民間企業以上にハードな仕事もあります。

公務員の人気が高いのは何も仕事が「楽」だからだけではないのです。

やり甲斐を求めたり、社会、国の役に立ちたいと思って、公務員という仕事に就く人も多勢います。

では、いったいどんな公務員が人気なのでしょうか?

ここでは無作為にトップ10を選んでみました。

1位:官僚

国家公務員の上級試験に受かった中央省庁で働く役人、いわゆる霞ヶ関で働く「日本の官僚」です。

昔と比べ、人気は落ちてきましたが現在でも希望者は多く、職員の多くは東大、京大、早慶などの高学歴出身者で占められています。

国の政策や行政の根幹は全てここで企画、立案、策定されています。

公務員の中ではトップレベルの激務になりますが、国家の根幹に関わる仕事なので、やり甲斐があるといえるでしょう。

階級やキャリアかノンキャリアによって年収が違ってきます。

キャリア官僚の平均年収は1000万円を超えており、ノンキャリアの平均年収は550万円ぐらいと言われています。

2位:県庁・市役所

仕事は大きく行政職と技術職に分けられますが、行政区内の人々の福祉や健康、文化の向上、生活にかかわる町づくりなど地域に密着した仕事をします。

「市役所勤め」は楽な仕事の代名詞のように語られることもあり、実際そういう面もありますが、部署によっては激務の所もあります。

平均年収は年齢によって異なってきますが、だいたい500万円~650万円前後です。

3位:独立行政法人

国が行う事業ですが、国から独立させ、機能的に運営できる形にしたのが独立行政法人です。

具体的には道路を作る日本道路公団、国際協力事業を行うJICA、宇宙開発に取り組むJAXA、日本貿易機構、国立ガン研究センターなどがあり、それぞれの分野に応じて専門的な研究と仕事をします。

実務自体は非常に楽なものが多いと言われ、平均年収は600万円ぐらいです。

4位:国立大学職員

国立大学を運営する仕事です。

具体的には大学内の事務仕事や広報活動、また入試関連の説明会、学内の施設の修理や工事の発注、海外の大学との提携等、大学運営にかかわる様々な仕事をします。

残業や休日出勤の必要もなく大学の長期休みも休めるので人気があります。

職員の平均年収は550万円前後となっています。

5位:海上保安庁

国土交通省の外局である日本の警察機関の一つです。

海上における人命救助や日本人や国の財産保護、領海内のパトロールや違法行為の取り締まり、捜査を目的とした仕事をします。

近年、外国船の領海侵入の阻止や違法行為の発見などの活躍で脚光を浴びてきてきています。

陸上業務、海上業務、航空業務の三種類の仕事があり、平均年収は620万円前後と言われています。

6位:検察官

刑事事件について警察から送致を受けた事件について捜査を行います。

証拠を集めて精査し起訴した事件について法廷で犯罪の事実関係をを明らかにすることを職務としています。

具体的には犯人と疑われている人物から事情聴衆し、証拠と照らし合わしながら事実確認をして調書を書き、起訴するかどうか決め、法廷で求刑するまでが検察官の仕事となります。

検察官は通常、担当案件をいくつもかけもちしているので、かなりの激務となり残業、休日出勤は当たり前ですが、正義感の強い人にはやり甲斐のある仕事といえるでしょう。

平均年収は約600万円です。

7位:裁判官

全国各地の裁判所で刑事訴行や民事訴行に対して判決を下す仕事です。

裁判にあたり提出された資料を丹念に読み込み、法廷で事件の当事者や検察官、証人や弁護士などから話を聞き、双方の言い分を十分に理解した上で法に照らし合わせて判決を出します。

一般的な会社員のように時間的な拘束はなく、開廷時間までに出廷すれば問題はありません。閉廷時間も裁判官の権限で決めれます。

ただ担当事件に関して深い研究や緻密な精査が必要になるので、法廷での拘束時間に関係なく仕事をしなければなりません。

人の人生を大きく左右する仕事ですので、大きな責任が伴います。平均年収は900万円以上と公務員の中ではズバ抜けて高いのが特徴です。

8位:消防士

競争率10倍以上の試験をパスしなければならない人気職です。

消防士といえば火事災害における消火活動と救助活動のイメージが強いですが、これ以外にも一般事故の救急活動や救助活動、学校や自治会に出向いて防災活動も行います。

通常は車両や設備の点検、訓練、事務処理等のデスクワーク、待機で1日が費やされます。

24時間勤務の隔日制で公休日が多く、平均年収が700万円と高めなので公務員の中でも人気がある仕事です。

9位:警察官

犯罪や事故を未然に防いだり、取り締まったりします。

治安維持と交通秩序の維持を遂行する職業です。

警察官の業務範囲は広いので、必然的に勤務時間も長くなります。

午前中から午後にかけて格闘技の訓練、パトロール、通報が入ると現場に向かって事件や事故の処理をして書類や報告書等の作成。

夕方からはまたパトロールに出て深夜に警察に戻って明け方まで仮眠をし、朝にその日の残務整理をしてから非番に入るというのが一般的です。

ただ、事件や事故がある度に出動しなければならないので、気が休まりません。

公務員の中でも年平均年収700万円と高めなのは仕事の大変さからも納得できます。

10位:国会議員

選挙に当選しないとなれなませんが、国会議員は公務員特別職と規定されている立派な公務員です。国会議員の最も重要な仕事は法律を作ること。

会期中、閉期中にかかわらず国会議員の仕事は超がつくほど多忙です。

議題になっている法案の資料を読み込んだり、専門家と一緒に研究するなど社会情勢や世界の動向について常に情報収集と分析、勉強をしなければ務まりません。

会期中は本会議で審議を行い、終わってからは支援者との懇親会や意見交換に時間が費やされるのが一般的です。

閉会中は選挙区に戻り支援者や支持団体を回って講演や報告会に懇親会、意見交換、イベント出席などをして地元と積極的に交流し地盤を固めます。

年収は2200万円と群を抜く高さです。

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