家と図書館に閉じこもっていた私がニートを脱出できたきっかけ

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私自身がニートであった時期を経て、今こうして人と関わりながら再び仕事ができているという経験を踏まえて、何か一つでも今就活を始めようとしている方のお役に立つことがあればという思いで、ニートを脱出できたきっかけを書きたいと思います。

気持ちと体力の両方が整ったから

どれだけ焦ってもだめだった

 ニートである間に毎日を明るい気持ちで過ごしてきたという人は、おそらく少数派ではないかと感じています。

仕事をしていない自分に引け目を感じてしまい、社会や家庭に居場所があって年齢相応に活躍している友達や兄弟などに、置いて行かれたような気持ちに深く苛まれた人が多いのではないでしょうか。

私がそうでした。

そして、内面で自分を責めて、毎日焦っていました。

けれども、今振り返って思うのは、焦っても焦っても、その気持ちだけではニートから脱出できなかったということです。

きっかけは友達とのつながりから

 ニートであった毎日は、図書館に通ったり、自宅でDVDを観たりの孤独な毎日でした。

そういった日々が続く中、そういった気持ちでも会えるごく少数の友達と会ったり、家に手紙が届いたりということが、何か風穴を開けてくれたというか、世の中とのつながりを運んでくれたと思います。

孤立しないということは、大きなことだと今感じています。

体力と気持ちが整った

 そんなある日、自分の中から、誰に言われたわけでもなく、「外の世界と関わりを持ちたい」という気持ちが芽生えてきました。

体力と気持ちの両方が整った時期が、訪れたのだと思うのです。

ボランティアをはじめてみた

就活に焦る気持ちをひとまず置いて

ニートの状態を情けなく感じる気持ちをひとまず横に置けたのは、今思えば不思議です。

ですが、それは、就職しなければという焦る気持ちを横に置いておくステップが、実は本当にこのとき必要だったからだと思います。

社会に再び出て、お給料をもらって人と接することは、当時の私にはハードルが高く感じられました。

それでも、人と関わりたい!と感じた気持ちが、自分でとても嬉しかったのです。

社会福祉協議会へ行き、ボランティア登録

住まいの自治体に一つずつあるのが社会福祉協議会です。

図書館によく行っていた私は、社会福祉協議会の発行するチラシから、ボランティアという形によっての社会との関わり方があることを知りました。

そこで、社会福祉協議会の窓口へ行き、「今、自分は仕事をしていないけれども、ボランティアがしてみたいです」と素直に職員さんに話してみました。

このときの私の思いをそのまま受けとめてくださったスタッフの方のおかげで、私は人の中で、ボランティアを始めることができたのでした。

家族と友人の温かな存在が、いつも近くにありました

安心できる人に囲まれていることの、ありがたさと大事さ

再び私が外に出て人と関わり、そしてもう一度今のように仕事ができるようになるまで、両親が信じて待ってくれたことが、何よりこの頃の私を励ましてくれました。

友人についても同じで、これは言葉はおかしいですが、生涯交際のできる友人を自分ではもちろん意図せず、運命がふるいにかけているような時期でもありました。

ニートであるが、私である

私という人間の、ニートという社会的におかれた状況でなく、私という人間そのものを、この時期に私の周りにいてくれた人々は、いつでも見てくれていたのです。

日々、社会の中で大変なことは、彼らにもそれぞれきっといつだってあっただろうに優しく、ただ何も求めず責めず私のそばにいてくれた人々の存在と温かさがあったからこそ、今の私があると思っています。

お伝えしたいのは、「仕事をしなければ!」という、焦る気持ちを時には脇に置いて、今、自分が無理なくできそうなことから、人との関わりをスタート、あるいは再スタートすることには大きな意義があるということです。

長い人生から見れば、準備の整わない自分に鞭打って仕事を始めることよりも、人との信頼というものを自分の中に取り戻すことのほうが、実は意味は深いと言えることがあると思います。

どうか焦らないで、そしてあきらめないでほしいと、今読んでいらっしゃるすべての方に、心からお伝えしたい思いです。

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