ニートの就職体験談

家と図書館に閉じこもっていた私がニートを脱出できたきっかけ

投稿日:2016年12月21日 更新日:

私自身がニートであった時期を経て、今こうして人と関わりながら再び仕事ができているという経験を踏まえて、何か一つでも今就活を始めようとしている方のお役に立つことがあればという思いで、ニートを脱出できたきっかけを書きたいと思います。

気持ちと体力の両方が整ったから

どれだけ焦ってもだめだった

 ニートである間に毎日を明るい気持ちで過ごしてきたという人は、おそらく少数派ではないかと感じています。

仕事をしていない自分に引け目を感じてしまい、社会や家庭に居場所があって年齢相応に活躍している友達や兄弟などに、置いて行かれたような気持ちに深く苛まれた人が多いのではないでしょうか。

私がそうでした。

そして、内面で自分を責めて、毎日焦っていました。

けれども、今振り返って思うのは、焦っても焦っても、その気持ちだけではニートから脱出できなかったということです。

きっかけは友達とのつながりから

 ニートであった毎日は、図書館に通ったり、自宅でDVDを観たりの孤独な毎日でした。

そういった日々が続く中、そういった気持ちでも会えるごく少数の友達と会ったり、家に手紙が届いたりということが、何か風穴を開けてくれたというか、世の中とのつながりを運んでくれたと思います。

孤立しないということは、大きなことだと今感じています。

体力と気持ちが整った

 そんなある日、自分の中から、誰に言われたわけでもなく、「外の世界と関わりを持ちたい」という気持ちが芽生えてきました。

体力と気持ちの両方が整った時期が、訪れたのだと思うのです。

ボランティアをはじめてみた

就活に焦る気持ちをひとまず置いて

ニートの状態を情けなく感じる気持ちをひとまず横に置けたのは、今思えば不思議です。

ですが、それは、就職しなければという焦る気持ちを横に置いておくステップが、実は本当にこのとき必要だったからだと思います。

社会に再び出て、お給料をもらって人と接することは、当時の私にはハードルが高く感じられました。

それでも、人と関わりたい!と感じた気持ちが、自分でとても嬉しかったのです。

社会福祉協議会へ行き、ボランティア登録

住まいの自治体に一つずつあるのが社会福祉協議会です。

図書館によく行っていた私は、社会福祉協議会の発行するチラシから、ボランティアという形によっての社会との関わり方があることを知りました。

そこで、社会福祉協議会の窓口へ行き、「今、自分は仕事をしていないけれども、ボランティアがしてみたいです」と素直に職員さんに話してみました。

このときの私の思いをそのまま受けとめてくださったスタッフの方のおかげで、私は人の中で、ボランティアを始めることができたのでした。

家族と友人の温かな存在が、いつも近くにありました

安心できる人に囲まれていることの、ありがたさと大事さ

再び私が外に出て人と関わり、そしてもう一度今のように仕事ができるようになるまで、両親が信じて待ってくれたことが、何よりこの頃の私を励ましてくれました。

友人についても同じで、これは言葉はおかしいですが、生涯交際のできる友人を自分ではもちろん意図せず、運命がふるいにかけているような時期でもありました。

ニートであるが、私である

私という人間の、ニートという社会的におかれた状況でなく、私という人間そのものを、この時期に私の周りにいてくれた人々は、いつでも見てくれていたのです。

日々、社会の中で大変なことは、彼らにもそれぞれきっといつだってあっただろうに優しく、ただ何も求めず責めず私のそばにいてくれた人々の存在と温かさがあったからこそ、今の私があると思っています。

お伝えしたいのは、「仕事をしなければ!」という、焦る気持ちを時には脇に置いて、今、自分が無理なくできそうなことから、人との関わりをスタート、あるいは再スタートすることには大きな意義があるということです。

長い人生から見れば、準備の整わない自分に鞭打って仕事を始めることよりも、人との信頼というものを自分の中に取り戻すことのほうが、実は意味は深いと言えることがあると思います。

どうか焦らないで、そしてあきらめないでほしいと、今読んでいらっしゃるすべての方に、心からお伝えしたい思いです。

-ニートの就職体験談

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

26歳で退職し海外放浪を経てホテル受付スタッフとして再就職した話

私は都内のホテルの受付係として働いている31歳の女性です。 今回は私が前職を退職し、ニート期間を経て、再就職した体験をお話しします。 目次26歳で仕事にやりがいを感じられなくなり退職し、無職に2年間の …

27歳でニートになった30歳の女性がスーパーのパートに就職するまでの話

私はとにかく外に出たく無い気持ちがありました。 見た目にコンプレックスがあり、人目が気になってしまうのです。 働かずに自分の家にいる時が一番安心出来たのです。 目次短大卒業後、入社した会社が倒産、そし …

海外放浪から一転!高卒25歳職歴なしが公務員になることができた理由

私は25歳まで海外でバックパッカーをして世界を放浪していました。 日本に帰国してから就職について真面目に考えだし、とりあえず通い始めたパソコンスクールで、ある女性と出会いました。 就職のきっかけは彼女 …

専門学校中退で薄毛ストレスも。30歳職歴なしの私でもプラスチック工場で正社員として就職できた話

私は人付き合いが苦手で、高校を卒業した後に行った医療系の専門学校では、人間関係が辛く、3ヶ月ほどで中退してしまいました。 ストレスで薄毛になった事もあり、余計に人と関わるのが苦手になった私は引きこもり …

デイサービスの仕事を辞めた私が9ヶ月のニート期間ののち介護現場に復職するまでの話

北海道出身の私は専門学校卒業後、単身上京し都内のデイサービスに就職しました。 元々私は自分の意思で東京に来た訳ではなかったので、3年勤務した後に試験を受ける事ができる介護福祉士資格取得を目標に頑張って …

会議中に倒れ翌日に退職。26歳で無職、「死」も考えた私がバイトから始め貿易事務の正社員にまでなることができた話

26歳で無職だったわたしが、貿易事務の正社員になった話をします。 目次大学卒業、厳しい就活を経てやっと内定へ会議中に倒れてしまい、翌日に退職。そして無職へ一年の療養、まずはアルバイトからの再スタート素 …

ITの激務に耐えれず無職に。職業訓練校に通い29歳未経験から機械設計職に就職できた話

無職で職歴や資格がない状態から、新しい仕事に就くのはなかなか難しいことです。 そんな29歳だった私が未経験から機械設計職に就職した経験をお話しします。 目次大学を卒業後、就職した会社の激務に耐えられず …

パチスロとの出会い、父の死。34歳職歴なしだった私が派遣に就職できるまで

私は現在34歳の派遣作業員として、細々と日銭を稼いで生活しております。 肩書きは、ネジ塗装会社の機械オペレーターということになりますが、実際のところは半分以上ライン工みたいなものです。 正直、同年代で …

4年間のパラサイトシングル状態。25歳無職女ニートが倉庫業の正社員に採用されるまで

私(女)が25歳で倉庫業の正社員になれたお話をします。 この記事がご参考になれば幸いです。 目次高卒で地元の製造業に就職するも、仕事の大変さ・理不尽さを思い知る「誰にも会いたくない」状態になり、21歳 …

ある映画がきっかけで一念発起!18~24歳までひきこもりだった私がビルメンテナンスとして就職できた話

私は幼少のころから一人で遊ぶことを好む性格で、大人になってもその性格は変わりませんでした。 そのため人間関係での悩みが多く、ひきこもるようになってしまいました。 そんな私がある映画がきっかけで一念発起 …